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性能に集中したSKT「NUGU」、個人情報保護政策は「不十分」

アマゾン「Echo」をモチーフとしたが… 

    クラウドを活用した個人秘書人工知能(AI)サービスが続々登場している。国内の携帯電話会社SKテレコムも、米国アマゾンの音声ベースAIサービスであるEcho(エコ)と同様のスピーカー型AIサービス機器「NUGU(ヌグ)」を販売中だ。しかし、私生活保護に関する個人情報保護方針は、比較的不十分だという指摘だ。

    4日、SKテレコムによると、NUGUサービスは録音された音声命令をクラウドサーバーに送るが、ユーザーにこれを選別的に削除できる機能をアプリでサポートしていない。

    SKテレコムは、サービスの性能向上のために、音声命令を含む個人情報を結合したり、分析したが、情報主体の「個人情報の自己決定権」保障がないということだ。国内販売量が1万台を突破し、「韓国語を最も得意とするAIサービス」を目指すだけに、この部分にも補完が必要だという助言だ。

    現在、NUGUサービスをサポートしている機器は、スピーカー型端末1種だ。この機器は、スピーカーとWi-Fiモジュール、マイク、LEDだけを搭載している。ユーザーが下した命令はすべてクラウドに送られて処理される。クラウドベースであるため機器の価格が安く、機器の変更がなくてもパフォーマンスを向上させられるということが長所だが、情報がクラウドに保存されることが不安な要素だ。

    先立ってアマゾンの「Echo」も私生活問題に直面している。家というプライベートな空間で機器を使用するという点から望ましくない音声情報まで保存する可能性があり、音声情報の特性上、識別が可能だという理由からだ。当時、アマゾンは機器名(Wake Word)である「Alexa(アレクサ)」を呼ぶ時だけに、クラウドと端末が接続されると解明しながら、AlexaのアプリとAmazonのウェブサイトで録音された音声命令を確認して削除できるように措置した。
  • 毎日経済デジタルニュース局 パク・ジンヒョン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2016-11-05 15:04:23