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「人工知能ワトソン」韓国語の勉強を終える

    人工知能が目の前の現実として近づいてきた。IBM人工知能「ワトソン」が韓国語を完璧に習得し、国内市場出撃の準備を終えた。約100日後の来年3月には、数百人がする仕事を1人で処理する保険相談員「ワトソン」に会うことができる。

    26日、保険業界によると、ワトソンの国内事業パートナーであるSK C&Cは最近、国内に進出した外国保険会社の「次世代コールセンター事業」の受注に参加し、優先交渉者に選定された。人が運用するコールセンターではなく、人工知能が作動するコールセンターシステムだ。来年1月中に最終契約を完了すると、遅くとも3月頃にワトソンが導入される予定だ。保険業界の関係者は、「国内の保険会社の中で人工知能相談員が登場する初の事例になるだろう」と伝えた。特に今回導入された人工知能相談員は、韓国語を使用するIBMワトソンという点で、業界の耳目を集中させるものと見られる。SK C&Cの関係者は、「ワトソンの韓国語応用プログラムインターフェイス(API)の開発が最近完了した」とし、「商用化のための準備を終えた」と伝えた。

    IBMとSK C&Cは去る5月に提携した後、7カ月間、米国IBM本社でワトソンの韓国語習得プログラムを開発してきた。ワトソンの韓国語認識精度は、現在96%以上で韓国語をまねるレベルを超えて、実生活で会話できる程度とする。SK C&Cの関係者は、「韓国語は難度が高く、年内の学習完了は無理だという見方があったが、米国IBM本社に常駐職員を置いて努力した末、計画通りに韓国語の学習を終えることができた」と伝えた。この関係者は、「現在、スキャンイメージや写真の中のハングルも認識できるほど、ハングルの自然語処理の完成度が高い」と伝えた。

    ワトソン相談員は最初から単独で運営せずに、相談者を補助する見習い期間を経ることになる。情報技術(IT)業界は、ワトソンが試用期間に機械学習を終えれば、来年までにコールセンターの人材の30%を代替し、2020年までに完全代替も可能だと見ている。これにより、移動通信社、金融業界などが活用する国内のコールセンター市場にも大きな変化が予想される。オックスフォード大の職業のロボット代替確率の計算結果によると、コールセンター業務従事者である「電話相談者」の代替確率は99%で、全体582種の職業のうち1位を占めた。
  • 毎日経済 オ・チャンジョン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2016-12-26 21:01:01