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  • Q.
    「イカゲーム」でジヨンを演じた女優イ・ユミについて教えてください
  • A.
    『イカゲーム』が世界的に有名になってから、突然スターになった俳優がかなり多いです。

    カン・セビョク役を演じたチョン・ホヨン、劇中の最大悪役であるチャン・ドクスを演じたホ・ソンテ、パキスタン労働者アリー・アブドゥル役で故郷のインドで有名人になったバラモン階級出身のアヌパム・トリパティ、クズ医師のビョンギ役を演じたユ・ソンジュ、ガラス職人の参加者を演じたト・ジョンスなど…。

    イカゲームがあまりにも人気を集めたため数秒だけ映ったエキストラ俳優もインスタグラムのフォロワー数が数千倍に暴騰したそうです。

    だから助演でも比重がかなり大きいジヨン役のイ・ユミがスターになったのは当然のことでしょう。ドラマが放映されてから、イ・ユミのインスタグラムのフォロワーは4万人ぐらいから700万人に迫るほどに増えました。

    イ・ユミは幼い年で子役としてデビューし、端役、助演を演じながら演技力を立証してきました。2018年には映画『大人たちは知らない』で初めてタイトルロールを演じ、この作品で「第30回釜日映画賞授賞式」で新人女子演技賞を受賞しました。

    脇役にとどまったものの50本以上の映画やドラマに出演した28歳の女優が『大人たちは知らない』というタイトルの映画で新人女優演技賞を受賞するのは、少しぎこちないです。

    イ・ユミはそれだけ童顔です。高校*に通っていた時代にも小学生の役をやっていたほどです。

    * 実際には高校を中退し高校検定試験で高校卒業の学歴を認められ大学に進学しました。

    若く澄んだイメージとは違って映画やドラマで演じた役割はそれとなく水位が高いです。2020年に放送されたMBCドラマ『リセット~運命をさかのぼる1年~ 』**では自分が好きではないため多くの人の前で手首自害をするキム・セリン役を演じ、家出青少年を演じた映画『パク・ファヨン』と『大人たちは知らない』でも未婚の母役を演じました。

    来年初めに公開予定の『今、私たちの学校は』での役柄も相当なものだそうです。

    ドラマ『イカゲーム』で演じた役割も憂鬱なのは同じです。カン・セビョクに人生を譲りながらも…。「ありがとう、私と一緒にいてくれて…」とにっこり笑ってみせますが、人生に未練のない、いや未練を持つことのできないキャラクターでした。

    • https://www.youtube.com/watch?v=dNhRYZ0pPEE&t=623s

    自分たちの役柄に打ち込んだためか、撮影現場で2人の女優はカットサインが出た後も、しばらく泣いてたそうです。

    **日本の小説家乾くるみの長編推理小説『リピート』と読売テレビで放送されたドラマ『リピート~運命を変える10ヶ月~』を原作としたリメイク作です。

    イ・ユミの実際の姿はとても清いそうです。スキューバダイビング、太極拳、工作、作文が趣味で、特技はロングボードに乗ることです。映画『大人たちは知らない』では、ずっとボードに乗っています。

    イ・ユミがモデルとして出演したCMは、乾電池、デュラセルなど10本を少し超えますが、2018年に出演したイクリプスミントのCMはかなり面白いです。広告中にイ・ユミは男性モデルに010-2802-3959という電話番号を教えるんですが、実際この電話番号に電話をかけるとイ・ユミが録音した声が出ました。
    「あら、本当に電話くれたんですね」