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もっと! コリア (Motto! KOREA)
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  • Q.
    韓国のテレビ番組「ガールスピリット」に出場するガールズグループの紹介:OH MY GIRL、APRIL
  • A.
    去る7月19日に放映された『ガールスピリット』1回の視聴率は1.386%。ケーブル放送の番組としては、低い方でもなく、だからと言って高いほうでもありません。放送を逃した人たちの間に口コミが広がって視聴率の割には関心がかなり大きい方です。

    なぜ視聴率の話をするのかというと、視聴率が高くなければ、二度とこのような番組が制作されない可能性があるからです。あまり人気のない女性グループに希望を与える番組が大ヒットしてくれたらいいなというのが筆者の願いです。

    とにかく今日は、1次コンテストで1等を獲得したガールズグループ、OH MY GIRLのスンヒの話をします。

    • < 上からスンヒ、ジホ。真ん中のミミ、ビニ、ヒョジョン、下はアリン、ユア、ジニ >

    2015年4月にデビューした8人組ガールズグループOH MY GIRLは、デビュー前から注目を集めました。 WMエンターテイメント所属の5人組ボーイズグループB1A4のメインラッパー、バロ(チャ・ソンウ、車善玗)の妹のチャ・ユンジが合流するという噂が回ったからです。

    1枚目のアルバムを出して活動しましたが、認知度があまり高くなりませんでした。そんな中、2015年12月に新しいアルバムのジャケット撮影のために米国LAに行ったのですが、税関を通過できず空港で15時間待機して韓国に帰って来るという事件が起きました。若い女性8人が50着を超える衣装を持っていたうえ、メンバーとスタッフとの関係を説明するようにという言葉に「sister」と言ったことが疑いを買ったのです。

    外見が異なる8人をすべて姉妹と言ったので、誤解を受けるだけのことはあります。所属事務所が公演に必要なビザの発給を受けずに、単純な旅行ビザで入国したのが間違ってだったという主張が提起されました。LA Timesの報道では、「OH MY GIRLの入国拒否は売春を疑ったのではなく、旅行目的での訪問と陳述したが、それが偽りであることが判明したため、入国が拒否されたのだ」と明らかになりました。

    OH MY GIRLのリードボーカル、スンヒは幼い頃から世間に名を知られた歌手でした。SBS『スターキング』と『全国のど自慢』にも出演し、中学校3年生の頃には『スーパースターK シーズン2』でTOP11の直前まで進出しました。

    メンバーの中で、WMエンターテイメントの練習生として過ごした時間が最も短いですが、グループでメインボーカルを務めているところを見ると、彼女に対する所属事務所の期待がいかに大きいかが分かります。ハスキーな声をもとに、広い音域、豊かな声量、しかも表現力も良いという評価を受けます。

    幼い頃から才能があり、近所の有名人だったそうで、ビートボックスで地下鉄の音、金持ちの家のブザー音まで物まねをする個人技も持っています。

    『ガールスピリット』の参加者の中で最も幼いチンソルはDSPメディア所属の5人組ガールズグループAPRILの末っ子ですが、歌の実力は最も優れており、メインボーカルを務めていますね。 2001年12月生現在、中学生ですから、本当に幼い年齢です。2016年7月基準で韓国最年少アイドルです。

    • < 5人組ガールズグループAPRIL(左からナウン、チンソル、イェナ、ヒョンジュ、チェウォン)、今現在、全員が中高校生 >

    2015年8月のデビュー当時、APRILメンバーの平均年齢が17.5歳。もともとは6人組でしたが、デビュー3カ月のときに、リーダーのソミンが脱退し、5人組に再編され、加えて、平均年齢も17歳へと低くなりました。

    ソミンが脱退した後、チェウォンとジンソルがボーカル部門を担当していますが、チェウォンがソウルフルなボイスと力があって豊かな声量を打ち出す一方、ジンソルはきれいな音色と高音処理に無理がないという点が特徴です。APRILの代表としてジンソルが『ガールスピリット』に参加したのには最年少アイドルという特権(?)がある程度作用のでしょう。

    ジンソルは歌が大好きで、中学校に入学した瞬間から歌を習いに通い、DSPの練習生公募に合格しました。練習生生活8カ月でデビューをしたのですから、運が良い方でしょう。しかし、年齢があまりにも幼いため、様々な制約もあります。現行の大衆文化芸術産業発展法が15歳未満の芸能人の場合、夜10時から午前6時までの深夜時間台の活動を禁止しており、1週間の活動時間も35時間以内に制限しているからです。

    アイドル歌手の芸能界入門番組であるMBC everyの『週刊アイドル』では、中2らしい覇気を見せくれたりもしました。大人しくしていたのに、曲が流れると急変して非常に迫力のあるBIGBANGの『BANG BANG BANG』を踊ったのです。

    『ガールスピリット』1回でのスコアは高くありませんでした。柔らかい高音を披露しましたが、可愛いだけだという残念な評価をされました。まだ年齢が幼いため、技巧が他の参加者に比べて足りないという弱点が露出したわけです。

    ただ、まだ満15歳にもなっていませんから、これからいくらでも1位を獲得する可能性は広がっています。この点は、『ガールスピリット』が持つ弱点になるかもしれません。所属事務所やファン層の支援なしに、メンバーの美貌や群舞で隠すこともできず、ひたすら歌の実力だけで競って、1位になれなかった悲しみを吹き飛ばそうという趣旨が無色になる可能性もあります。