去る9月14日、サムスンライオンズの野球選手イ・スンヨプが韓日通算600本塁打をフェンスの外に打ち上げました。5回裏が終わりグラウンドを整備しながら、短いお祝いイベントが開かれました。

ポストシーズン進出のために死闘を繰り広げていたハンファイーグルスの選手たちも、1塁側のダッグアウトに並び、イ・スンヨプの偉業に拍手を送りました。

イ・スンヨプが1976年8月18日生まれだから、600号ホームランは満40歳と26日で放たれたわけですね。本当に国民打者と呼ばれるだけの選手です。フェンス外に放ったホームランが多いうえに、彼の野球に取り組む姿勢も尊敬に値します。

「会社員で言えば、私の歳であれば既に定年退職をしていた歳だ。希望を失って生きる40代に弱くなった心をすべてつかみ、新入社員の頃の覇気あふれる姿で再び走るように、彼らを応援する気持ちで競技場に出る」

このような選手だから当然国民打者と呼ばれても遜色がないですよね。そうならば、K-POPブームを起こした韓国のガールズグループの中で、国民ガールズグループは誰でしょうか？ 先日、NAVERに上がってきた質問でもあります。

かなり多くの回答が列を成しました。自分の好きなグループを推すために、競争的にコメントを残したのかもしれません。

「国民ガールズグループはいない」という回答も注目を受けました。このような主張は1つ、2つではなく、結構出てきました。

いくつかを例で見ましょう。

－韓国の国民ガールズグループだと言えるグループがいるでしょうか？ 基準は何ですか？
－両親に国民ガールズグループだと考える歌手の写真を見せてください。歌手名でも正しく知っているのか。
－ガールズグループには等級がありますよね。少女時代、Apink、Girl's Day、SISTAR、AOA。彼女らの共通点は、アルバムを出せば歌が良くてもそうでなくても、ただ1位を獲ります。ファンダムのためです。

大勢ガールズグループはいても、国民ガールズグループはいないという主張だが、大抵はそっと尻尾を巻くことでしょう。「う~ん、少女時代はあまりにも有名なので、除外します」

少女時代は「歴代最高のアイドル」を問う各種調査でも、女性部門の1位を逃したことはありません。先日、世論調査会社エムブレインが東亜日報と一緒に実施したアンケート調査でも軽く1位を占めました。

2000人の回答者のうち、半数以上の55.7％が少女時代に支持を送りました。参考までに2~15位を紹介します。2位 Fin.K.L（18.7％）、3位 SES（17.8％）、4位 Wonder Girls（17.3％）、5位 BoA（14.3％）、6位 IU（11.9％）、7位 2NE1（9.3％）、8位 TWICE（7.7％）、9位 SISTAR（7％）、10位 ヨジャチング（GFRIEND / 5.9％）、11位 Apink（3.3％）、12位 AOA（2.1％）、 13位 KARA（1.6％）、14位 4Minute（1.3％）、15位 f（X）1.1％。

発売初週の販売量であるアルバムの初動売上高を見ても、少女時代の威勢は圧倒的ですね。ハンターチャートが集計を始めた2008年から2016年8月までに初動順位20位までのアルバムの中で、少女時代のアルバムが8枚にもなります。ここに、ソロのテヨン、ジェシカ、ティファニーと少女時代のユニットであるテティソのミニアルバム1集まで合わせれば、20位以内に少女時代のアルバムがなんと13枚も布陣することになります。

音楽放送で1位を占めた回数を比較してみても、少女時代をついていけるグループはいません。少女時代が今までに1位を占めた回数は129回、2位のSISTARの68回と2倍近く差があります。ちなみに、3位は2NE1（44回）、4位はWonder Girls（39回）、5位は4Minute（38回）6位はIU（36回）、7位はf（X）（33回）、8位はApink （32回）、9位はT-ARA（28回）、10位はKARA（27回）、11位はDavichi（21回）、12位はmissA（20回）、13位はBrown Eyed Girls（17回）、14位はRed Velvet（16回）、15位はヨジャチング（GFRIEND）（15回）です。

10位圏外に出ると互角の競争が繰り広げられていますね。アルバム販売量や音楽番組のランキングが文字通り、ファン層の大きさ、ファン層の熱心度に左右される可能性が大きいのです。

歴代ガールズグループを扱った記事の中で、郷愁にがこもった記事が結構あります。多くの人々の思い出を思い出させるガールズグループは、Fin.K.LとS.E.S、そしてWonder Girlsでしょう。いろいろな調査でWonder Girlsの『Tell me』が少女時代の『Gee』を抑えるが、Wonder Girlsは2007年の『Tell me』と2008年の『Nobody』で2年連続で歌謡界を平定したことがありますよね。その後、米国市場を開拓すると言って韓国を去ったため、良い時期を少女時代に譲ってしまったと残念がっている人々がたくさんいます。

『Tell me』は、PSYの『江南スタイル』と一緒にアンケート調査で30％以上の支持を受けた唯一の曲でもあります。

S.E.SとFin.K.Lは、いまだに数多くの男性ファンの胸に残っていますね。これらグループのセンターで中心に位置していたメンバーたちは、歴代ガールズグループの美貌ランキングでも、後輩グループに劣らなかったりもします。あるメディアの調査で歴代ガールズグループの美貌ランキング（センター基準）を見ると、S.E.Sのユジンが25.8％で1位を占めました。2位は少女時代のユナ、3位はmissAのスジで、5位はFin.K.Lのソン・ユリです。

最近非常に人気の高いAOAのソルヒョンは6位、f（X）のクリスタルとApinkのナウン、Red Velvetのアイリン、EXIDのハニ、4Minuteのヒョナ、T-ARAのジヨンがそれぞれ7~12位を占めました。