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  • Q.
    「スーパーマンが帰ってきた」に出演中のイ・ボムスと家族について教えてください。(上)
  • A.
    KBSの育児プログラム『スーパーマンが帰ってきた』に共に出演中のイ・ボムスとオ・ジホを見ると、2008年に公開された映画『花嫁はギャングスター3』を思い出しますね。

    この映画でイ・ボムスは組織暴力団の中間ボス、オ・ジホはイ・ボムスの子分として出てきましたね。香港女優スー・チー(舒淇)がものすごくケンカの強い絶頂の武芸達人役で出たが、一時韓国に来てケンカはできないが心根がまっすぐで、女性を大切にする扱い方を知っているイ・ボムスに惚れたというそのような内容のコメディです。

    • < 映画『花嫁はギャングスター3』に出てきた家訓がかかった額縁と意味を説明するオ・ジホ(意味は? 人が人なら、みな人なのか、人が人らしくあってこそ人だ) >

    イ・ボムスは中央大学演劇映画科に在学中の1990年、映画『そう、たまには空を見よう』で助演でデビューした後、複数の映画に端役で出演しました。大学時代には、予備校でアルバイトとして演技指導をする講師をしたことがあったが、キム・ガンウ、ハ・ジョンウ、キム・ドンワン、ヒョンビンらが彼の弟子だったといいます。

    他人に教えた経験がある人が、大抵は教科書的な完璧主義を追求するが、イ・ボムスも演技だけは完全にしたいといいますね。このためかSBSドラマ『オンエアー(2008)』出演当時、放送人キム・ジェドンがゲストとして撮影現場に行ってイ・ボムスを見て挨拶をしたが、「オ」という言葉しか出てこず、ぎこちない時もあったようです。キム・ジェドンを無視してではなく、よりによってイ・ボムスがシーンとシーンの間に感情を維持し続けていた中だったからそうだったんですね。完璧主義の気質を垣間見ることができるエピソードですね。現在は、新韓大学で公演芸術科の兼任教授として教える仕事を続けています。

    とにかくデビュー後の9年間を端役や名前のない役割として送った後、イ・ジョンジェとチョン・ウソンが共演した映画『太陽はない』で2人の主人公を追う短髪の悪役を引き受けて注目を集め始めました。

    この映画に出演したおかげで、2000年にMBCバラエティ『スターサバイバル同居同楽』に乗り込みました。人気投票で脱落者が決定されるサバイバルプログラムだが、無名に近かったイ・ボムスは「스뎅(スデン)」などの流行語を作り出し、人気芸能人を抜いて当代最高の人気を謳歌していた歌手ユ・スンジュンと決勝に上がります。これを基盤に、ついに2002年に映画『ジャングル・ジュース』にチャン・ヒョクと一緒に主演でキャスティングされました。

    以後、『オー!ブラザーズ (2003)』で早老病にかかった弟オ・ボング役、『シティ・オブ・バイオレンス-相棒(2006)』で悪党であるチャン・ピルホ役を務めながら、潜在していた演技力を爆発させました。映画で悪党やコミカルな演技を主にしていたイ・ボムスは、2007年にSBSドラマ『外科医ボン・ダリ』にキャスティングされ、フンナム(温かい雰囲気の男性)に変身しました。2010年に主演イ・ガンモ役を演じたSBSドラマ『ジャイアント』は、40%の視聴率で終了し、イ・ボムスは名実共に主演級俳優としての地位を獲得しました。

    イ・ボムスが主演を務めて人気を享受したドラマ『外科医ボン・ダリ』はオ・マンソク、『オンエアー』はイ・ソンジェ、『ジャイアント』はキム・ミョンミンがオファーを受けたが拒絶して、イ・ボムスに舞い込んできた役割なので、イ・ボムスには幸運が宿ったというわけでもあります。このような幸運は誰にでも訪れるものではありません。似たようなポジションにいたイ・ムンシクやソン・ジルらは、いまだ脇役にとどまっているんですよ。

    もちろん、基本的にイ・ボムスが演技が上手であるため得られた栄光でしょう。イ・ボムスはしつこい役割や悪役を務める時、抜きん出た演技力を見せるが、放送人イ・ヨンジャはあるトーク番組で「唯一、世界からいなくなればいい人」でイ・ボムスが演じた映画『太陽はない』のビョングクを挙げたりもしました。

    悪役を務める時は無条件に短髪にする習性があるが、若い頃にタクシーに乗った記憶のせいだといいますね。短髪をしたタクシー運転手がどれだけ怖かったのか、その時から短髪=悪役というイメージがついたらしいですね。

    ※この記事は「「スーパーマンが帰ってきた」に出演中のイ・ボムスと家族について教えてください。(下)」に続きます。