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もっと! コリア (Motto! KOREA)
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  • Q.
    韓国ではお弁当のおかずを分けて食べるのですか?
  • A.
    お弁当の話が出てきたから突然昔のことを思い出しますね。中学時代の話です。
    前の席に座っていたやつなんだけど、友達の母親がどれだけ料理の腕がいいか、昼食時間が近づいて来ると、やつのおかずを分けて食べることを考えると口からよだれが流れる状況でしたね。

    昼食時間になれば、やつがお弁当を取り出して振り返って座り、一緒に食べました。たまに隣の席に座っていたクラスメートも椅子を引っ張ってきて3人で食べたりもしました。

    ところが、ある日、何があったのか、振り返って座る考えもせずに1人で食べるんですよ。1時間前からおいしいおかずの考えによだれを垂らしていた私はどうしろと、1人でご飯を食べるなんて、まあこれが理にかなっていると思います。かといって、自尊心を傷つけ、おかずを少し分けて食べようと哀願することもできなく、隣の席の友達とおいしくない昼食を終わらせたでしょう。

    午後の授業時間になり、やつの後頭部を眺めていると、1発喰らわしたいのは山々だが、おかずを分けて食べなかったといって当たることもできず。ところが、ついにチャンスが来ました。鉛筆が転がって落ちたのか立ち上がったんです。機会が来たと思い、それとなく椅子の上にボールペンを立てて置きました。それで、驚くことにやつのお尻に刺さったんですよ。悲鳴を上げたでしょう。

    授業を担当していた先生が、よりによって厳しいと噂の担任の先生だったのだが、授業時間に起きることのない悲鳴だなんて、やつは身動きもせずに呼び出されたでしょう。申し訳なかったです。

    うつ伏せになって伸びた姿勢で棍棒を受ける瞬間、思わず勇気を出して自首しました。
    「実は、僕がいたずらをしました」
    それからはやつの隣でうつ伏せになって伸びた姿勢をしようとしたんですが。先生の声が聞こえたのです。
    「2人とも戻って、そして今後は授業時間にふざけるな」

    その日の授業が終わった後、友達の家に遊びに行きました。果物も美味しく、夕食を食べるが、ごちそうが別に無かったんです。ボリュームたっぷりの料理だからではなく、キムチやおかずがどれほど美味しかったのか、その時を考えただけでも口によだれがあふれます。

    その時代には、家では食事を抜いても、お弁当をもって来なかったといって食事を抜く学生はいませんでした。お弁当の蓋と箸だけを借りて、教室を1周回ればお腹いっぱいに1食を満たせたでしょう。

    今やすべて昔の話になりました。筆者のお弁当の話ではなく、お弁当自体が昔の話になったということですね。今は小学校から中学校、高校までが、給食であるためお弁当を作ってもって行くことがなくなりました。大学生の中にはたまにお弁当を作って行く学生がいたりもするが、非常にまれですね。1人だけお弁当を作って行けば、分けて食べる友達がいなかったりしますからね。

    そのため、「私たち、これからお金も節約しつつ、お弁当を持って来て一緒に食べようか?」誰かがこのような提案をして、「いいよ」と誰かが相槌を打たなければならないが、男子学生はそのような提案をする気もないでしょう。

    友達から「けちくさい」という言葉を聞くことが心配なのではなく、母親にお弁当を作ってくれという言葉を捏ねだす気もないためです。給食が普遍化されてもみると、休暇になれば子どもたちの昼食を拵えることも非常に煩わしいことになったが、大学に通う大きい子どもがお弁当を作ってほしいと言えば、母親の目に光が灯されることはないでしょう。

    それでもお弁当をもって行く時がありますよね。遠足の時です。おかずを分けて食べるかって? 当然でしょう。遠足に来たのに、どうして1人で食べますか。ところが、遠足に行く時には、大概キムパブ(韓国風のり巻)を包んで持って行くため、分けて食べるおかずがあまりないということが傷です。

    男女共学であれば、この時が心境を告白するチャンスですね。丹念に山海の珍味を用意して、こっそり見せた後、「僕たち、あっちに行って食べる?」2人だけで別の場所に誘惑できるでしょう。誘惑が通じるほどお弁当がおいしくなくてはなりません。