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もっと! コリア (Motto! KOREA)
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  • Q.
    日本の歌が原曲である歌の中で韓国で人気があった歌を教えてください。(1)
  • A.
    日本の歌のことを考えると職場の同僚の顔が思い出されます。新入社員として入社して10余年間、仲がよかった友達なのですが、今はどう暮らしているのか、とにかくその友達と一杯飲みながらカラオケに行くと必ず登場した歌がありました。

    마을의 빛이 무척 아름답네요
    요코하마 블루라이트 요코하마
    당신과 두 사람만의 행복이에요.

    街の灯りが とてもきれいね
    ヨコハマブルーライト・ヨコハマ
    あなたとふたり 幸せよ
    いつものように 愛の言葉を
    ヨコハマブルーライト・ヨコハマ

    1968年12月に日本の人気女優、いしだあゆみ(本名:石田良子)が歌った歌です。横浜の象徴になった歌でアニメ「サザエさん」に横浜行きのチケットを買って、なにげなく「ブルーライト行きを一枚下さい」と話す場面が出てきたりもします。

    • 韓国の中年男性が最もよく知っている日本の歌謡曲『ブルー・ライト・ヨコハマ』を歌ういしだあゆみ



    その友達が生まれ育った釜山(プサン)では大人気でした。 釜山ではテレビとラジオで玄海灘を越えて流れてくる日本の放送が聞けたのですが、ラジオの電元をつけると一日中、この歌が流れてたそうなので自然と口から出るようになったのでしょう。

    『ブルー・ライト・ヨコハマ』は長渕剛の『RUN』と共に韓国人が日本の歌謡曲に接する媒介になりました。日本の大衆文化が正式に輸入される前だったため、歌手が番組に出演して歌ったことはありませんが、韓国語に翻案された歌を歌うカラオケのお客さんも結構多かったのです。

    韓国で4万枚以上売れた中島美嘉のアルバム『LOVE』

    2000年以後、韓国でリメークされた日本歌手としては、まず中島美嘉が思い出されます。身長差が何と32センチメートルもある3歳年下のバレーボール選手、清水邦広と結婚した歌手の中島美嘉、はい、そうです。彼女が歌う切ない音色のバラードが韓国人の情緒に合ったからなのか、韓国でも彼女のファンはかなりたくさんいます。

    人気があるのでリメークして歌う歌手も多いようです。

    中島美嘉の歌をリメークした韓国歌手

    ・『STARS』 → ファヨビ、ミン・ヒョリン - 『STARS』
    ・『雪の華』 → パク・ヒョシン、ソ・ヨンウン、イ・ソウン - 『눈의 꽃』(ヌネッコ)
    ・『FIND THE WAY』 → Bada – 『FIND THE WAY』(機動戦士ガンダムSEEDのエンディングテーマ)
    ・『桜色舞うころ』 → POSITION - 『一日』( 하루 ハル)
    ・『ひとり』 → POSITION - 『ひとり』( 혼자 ホンジャ)
    ・『WILL』 → Lyn – 『ワスレナグサ』(WILL)
    ・『ALWAYS』 → Lisa - 『ALWAYS』

    上の内容を見れば分かると思いますが、中島美嘉の代表曲は、ほとんど韓国でリメークされたと考えてもいいほどです。

    映画『NANA』の主題曲『GLAMOROUS SKY』も男女混成4人組ロックバンドのCHERRY FILTER(チェリーフィルター)がリメークする予定でしたが失敗に終わったそうです。編曲を終わらせアルバムに入れるだけの状況で作曲家のHYDE(寶井秀人)はO.Kサインを送りましたが、『NANA』の作家である矢沢あいが直訳された歌詞ではないという理由で許諾しなかったため失敗に終わったという裏話が伝えられています。

    リメークされた中島美嘉の歌の中で圧巻は当然、『雪の華』です。2004年に放映されたKBSドラマ‘『ごめん、愛してる』にパク・ヒョシンがリメークした『雪の華』が主題歌として使われたため、大人気となりました。 原曲自体がパク・ヒョシンのリメークした歌に負けてしまうほどでした。韓国で原曲を探そうと『雪の華』を検索してもカバー曲やリミックスだけが、だくさん出てくるだけで、何とかして中島美嘉が歌うものを探し出したとしても短いバージョンしか見つかりませんでした。転がり落ちてきた石が打ち込まれた石を取り出した状況と言ってもいいでしょう。

    『雪の華』はパク・ヒョシン、ソ・ヨンウン、イ・ソウンが相次いでリメークした歌によって原曲が見当たらなくなった感じもしますが、中島美嘉の人気は韓国でも相当なものです。

    2003年に発売されたアルバム『LOVE』は韓国で日本大衆音楽が開放された後、ライセンス販売されました。当時の販売量は4万枚を越えたのです。この数値は今でも全体的な日本レコード販売量を見た場合、かなり高い方に属します。

    中島美嘉は2005年韓日友情の年の記念コンサートの時に韓国を訪れた以後、12年ぶりである2017年アジアソングフェスティバルを通じて韓国ファンたちに会ったことがあります。