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もっと! コリア (Motto! KOREA)
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  • Q.
    韓国にもコーヒーを栽培する場所がありますか?
  • A.
    韓国にもコーヒーを栽培する場所がありますか?

    韓国人はコーヒーがとても好きです。
    数値でも簡単に確認できます。

    簡単に言うと、他の国の人の2倍以上多く飲んでいるそうです。

    それなら、こんな疑問も持つでしょう。そんなにたくさん飲むのに、韓国でコーヒーを直接栽培してみようとする人はいないのでしょうか?

    現在、世界でコーヒーが生産される地域は南緯25度から北緯25度の間です。言い換えれば熱帯地方です。コーヒーベルトと呼ばれる地域で、特に高地ほど高級品種のコーヒーが生産されます。コーヒー豆の原産地もエチオピアの高原地帯でした。

    韓国はこれに該当しません。
    だからと言ってあきらめる段階ではありません。韓国の南側は暖かいし、温室栽培も可能で、しかも地球温暖化現象で日増しに暖かくなっています。

    このような希望を抱いて韓国でコーヒー農場に挑戦した人々がいます。

    今のところ、済州(チェジュ)や全羅南道(チョルラナムド)などの南地方だけで、多少無謀な(?)農民に出会うことができます。
    世界的なコーヒー農場から見ると、手の平ほどの大きさでしょうが、それでも、全羅南道和順(ファスン)には三万本を超えるコーヒー農場が定着しました。

    地域では、ここで栽培したコーヒーが味わえるカフェもあります。

    ここでは、コーヒー豆の種類別にドリップバックやコーヒーワイン、コーヒーコニャックも買えますし、コーヒーをテーマにしたギフトセットも用意できます。口コミではありますが、とてもおいしいそうです。

    和順のコーヒー農場が定着したと思ったからでしょうか?全羅南道ではこの他にも高興(コフン)、谷城(コクソン)など様々な場所でコーヒー農場に挑戦する農夫たちに出会えます。

    高興郡(コフングン)は、コーヒーを地域の特産品にしようという壮大な抱負を抱いていますが、まだ実を結べていません。

    韓国の最南端である済州島も除外できないでしょう。

    結構、前のことですが、済州で2万4000本のコーヒーの木を育てる農家のノ・ジニさんの話がニュースになったりもしました。

    • 出典-国民日報、コーヒーにハマってコーヒーの農民になったノ・ジニさん



    2006年、日本に旅行に行ってロースタリーカフェでコーヒーの味に魅了されてから、コーヒー農場に挑戦したそうです。農業はしたことがなかったため、最初の播種の結果は惨憺たるものだったそうです。彼女は専門家の助けでコーヒー栽培に成功し、済州のコーヒーがジャマイカブルーマウンテン、ハワイコナ、インドネシアのルアックコーヒー(コピ・ルアク)の名前に並ぶことを望んでいると言いました。

    テレビでドラマ化された小説『僕らのイケメン青果店』の著者であるキム・ヨンハンさんも済州に帰農し、コーヒー農場を作ったそうです。彼はコーヒーの葉と生豆を材料にしたコーヒー化粧品も発売しました。

    最近では首都圏周辺でもコーヒー農業に挑戦する人に接することができます。
    温度や湿度を自動管理するスマートファーム(Smart Farm)なら、コーヒーを栽培できない理由などないと思う人たちです。

    新しい農法でコーヒーを生産し、数多くのカフェに供給するそんな日が来るのでしょうか?