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もっと! コリア (Motto! KOREA)
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  • Q.
    鳥のフンは肌にいいんですか?
  • A.
    正直、鳥のフンが肌にいいのかどうかよく分かりません。
    韓国のことわざに
    「犬のフンも薬に使おうとするとない」という言葉はあっても、鳥のフンの話はないです。

    だから韓国では鳥のフンを大事に使ったことはないということでしょう。

    だからと言って他の国もそうだという意味ではありません。

    スティーブン・スピルバーグが制作した映画『Memory of Geisha(芸者の追憶)』が公開された後、一時ナイチンゲール(サヨナキドリ)のフンマッサージが流行になったことがあります。

    米粉などを利用して顔に白く塗ったのを消す時、ナイチンゲールのフンを利用したと紹介されて、鳥のフンが古代美人の化粧法として認識されました。

    映画では主人公のサユリ役を演じたチャン・ツィイー(章子怡)が化粧するシーンが何度も出てくるが、どのシーンに鳥のフンが使われているのか分かりません。関心のある方は集中して探してみてください)

    映画が上映された後、西洋のお金持ちの女性たちがナイチンゲールのフンマッサージが含まれた芸者の化粧を楽しんで受けたそうです。1回の費用が250ドルなので、決して少ないお金ではないです。

    数多くの鳥のうち、なぜよりによってナイチンゲールなのか。
    夜を忘れてさえずっていたナイチンゲールが、とげのある白いバラに魅了され抱こうとしたところ、とげに刺されて血に染まったという伝説のためではないでしょうか?

    ところで、あれを知ってますか?

    鳥のフンは白だという事実。

    鳥は飛ぶために身体が軽くないといけないため、身体器官を最小化しつつ、排便、泌尿、生殖を一度にできるように進化しました。消化器、生殖器、泌尿管が共通してつながっている袋を総排泄腔(cloaca)と呼びます。鳥たちにはこれがあるということです。

    だから鳥がピュッと、力を入れるとフンと尿が一気に出るんです。

    尿に含まれる尿酸が固体形で排出され、フンが白く見えます。

    そのため、化粧を落とす時にも使われているかどうかは、はっきり答えられません。

    余談ですが、韓半島で犬のフンは薬として使われていたそうです。
    ペットが好きな人も、最近はこれを薬に使う気は全然ないでしょうが、昔、むちを打たれてくよくよしている人に、焼酎に犬のフンを入れて飲むと効果があると言われていたそうです。

    この物語は単に民間から流れるのではなく、朝鮮医学を集大成した『東医宝鑑』にも載っています。

    「白い犬のフンは腫れ物や膿によいし、瘀血を治す時は犬のフンを燃やして酒に溶かして飲ませよ」