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韓の個人投資家、中エコカーと米ビックテックETFに集中


    韓国の「ケミ(個人投資家)」らは昨年、国内証券市場に上場した上位10銘柄の上場指数ファンド(ETF)を6兆ウォン以上買い入れた。昨年に個人投資家らが国内のETF市場で買い入れた総金額が9兆ウォンほどだったことを勘案すれば、半分以上の金額が上位10銘柄に集まったわけだ。彼らは米国指数に追従するETFと、電気自動車および二次電池、そしてメタバースなどのテーマ型ETFに集中投資した。

    去る31日の韓国取引所によると、2021年1月4日~12月30日までに個人投資家は上位10銘柄のETFを6兆7716億ウォンほど買い入れたことが集計された。米国株を編入するETFが4つで最も多く、韓国(3つ)と中国(2つ)に関連するETFがこの後に続いた。個人投資家らの純買額上位10銘柄のうちの4つは昨年に上場された新生ETFだったという点も注目を集めた。

    昨年の個人投資家のETF買い傾向は明らかに増加した。 2020年の個人投資家のETF全体の純買い入れ額は5兆5317億ウォン水準だった。 2021年にこの金額が4兆ウォン以上で賑わいを見せ、個人投資家のETF買い入れ額は9兆7347億ウォンと集計された。去る30日の時点で、国内に上場されたETFは計533銘柄に達する。上位10銘柄のETFに個人の買い入れ額のうち70%が集まったのは、これらの銘柄への傾き現象がはっきりしたということだ。

    個人投資家が資金を集中投入した理由は、上昇率が支えてくれたからだ。昨年のコスピの上昇率は1.1%にとどまった。個人投資家の純買収上位10銘柄のETF平均上昇率は21.2%に達する。米ナスダック100指数に追従するTIGERナスダック100 ETFは40.4%上昇した。

    昨年の個人投資家の純買上位ETFにはテーマ型ETFが7銘柄も含まれている。特に中国の電気自動車および二次電池産業に投資するTIGERチャイナ電気自動車Solactive(ソラクティブ)ETFを一年間で2兆4005億ウォンぶんも買い、最も多くの資金を注いだ。昨年、このETFは価格が36%以上も上昇した。

    国内株式型ETFの中では二次電池とメタバースなどのテーマ型商品を好んだ。一例として、コデックス二次電池産業ETFは昨年、個人投資家が3057億ウォンほどを純買した。メタバースETFは昨年10月13日に上場したという点を勘案すれば、3ヶ月もならずに3千億ウォンを超える個人資金が集まったのだ。メタバースETFは上場以来は去る30日までに32%ほど上昇し、投資家の期待に応えた。

    一方、個人投資家たちはTIGERチャイナHang Seng TECH(ハンセンテック)を昨年は2857億ウォンほど買ったが、該当ETFの価格は昨年30%以上も下落し、個人投資家らの打撃は大きかったと分析される。

    個人投資上位10銘柄のうち、未来アセット資産運用のタイガーETFが7銘柄、サムスン資産運用のKODEX ETFが3銘柄を占めた。今年もテーマ型ETFを中心に、資金はさらに集まるだろうと見られる。資産運用会社は、△クラウド、△サイバーセキュリティ、△ESG(環境・責任・透明経営)、△中国などを注目すべきテーマと市場としてあげた。

    キム・スジョン未来アセット資産運用マネージャーは「ランサムウェア攻撃は昨年の第3四半期を基準にして前年比で148%ほど増加した」とし、「サイバーセキュリティ会社に目をつける頻度はさらに増えるだろう」と展望した。
  • 毎日経済 | キム・ジョンボム記者 | 入力 2021-12-31 22:21:34