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Kポップ練習生システム、中国上陸...「少女時代のようになるんだから」

    ドラマやK-POPなど、韓流文化の輸入に熱を上げている中国で、韓国式の芸能人養成学校がオープンして話題になっている。広西新聞網によると最近、韓国の芸能企画社の練習生システムを模した「スター修練院」が南寧で正式に開校した。広西省のエンターテイメント社がチワン族自治区南寧に設立した学校は、全員が寄宿舎生活を行ない、強度の高い練習をさせるのが特徴だ。

    厳しい審査を経て選ばれた学生50人は、未来のスターになるために週末も忘れて汗を流す。一日は軍隊のように規則的でタイトだ。朝は7時30分に起き、一日中授業と練習を繰り返した後、夜の10時にベッドに入る。授業は歌・ダンス・演技・話術を中心に進められ、実力に応じてA・B・C・Dに班を分けるので、学生たちの間で競争が激しい。練習は週末も休むことなく続く。スーパージュニアと少女時代を見て育った中国の10代の若者が、偶像の歩いた道をそのまま追うことになる。

    学校の創設者のファン・ロンポンは、「中国にはスターになる素質を備えた人材は多いが、体系的な養成システムがなくて埋もれている」と、学校設立の理由を明らかにした。ファン代表は、「将来、練習生たちが活動する主な舞台は東南アジアになるだろう」とし、「東南アジアは南寧に近く、情緒的に通じる面が多いため」だと説明した。

    このためファン代表は、今年中にガールグループをデビューさせる計画だ。最上位の成績を得た学生でメンバーを組んで、これに韓国出身も一人含めるという腹積もりだ。

    学校設立のための初期投資額は6000万元(約105億ウォン)かかったが、カリキュラムと学生管理などのシステムは韓国のSMエンターテイメントから伝授されたと伝えられた。

    学校で稼ぐ営業利益はまだ無いが、学生がスターになると学校も大金を稼ぐことができるというのが創業者の考えだ。学生が歌手や俳優としてデビューすると、学校と収益分配契約を結ぶことにしたわけだ。

    しかし中国の各メディアは、このような芸能人養成システムが中国で成功するか懐疑的だ。韓国でも、大型芸能企画社に属している練習生たちでさえ、ほとんどがデビューもできなくて淘汰されるのに、それよりも経験が不足する中国エンターテイメント会社が、スターを排出することは現実的に不可能だという見解だ。中国大陸でもない、東南アジア市場をターゲットにするということもリスク要因だ。しかし、1020世代のエンターテイメント需要が急増して、「スター志望生」も計り知れないほど多く、このような類の芸能人養成学校は他の地方にも拡散する見込みだ。この学校も設立発表を行ったときは志願者3万人が集まった。

    中国統計局によると、中国内の文化産業の規模は2013年時点で2兆元(約350兆ウォン)に達する。このうち約半数がドラマ・映画・音楽などのエンターテインメント分野と推定される。

    全国の放送局が300カ所に達し、ここで上映するドラマ制作費だけでも年間100億元(約1兆7500億ウォン)をはるかに越えている。最近、成長が停滞した他産業とは異なり、エンターテイメント分野は毎年20%前後の高成長を謳歌しており、中国でも最高に有望な投資分野として挙げられる。

    中国最高の金持ちで有名なアリババグループのマウィン会長も28日、杭州で崔炅煥(チェ・ギョンファン)副総理と面談した席で、「韓国の文化コンテンツ分野に投資したい」と明らかにした。
  • 毎日経済_北京=パク・マヌォン特派員 | (C) mk.co.kr | 入力 2015-01-31 04:01:03