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中国独走への懸念… 企画財政部への一問一答

  • 政府は英国をはじめとする主要国の参加決定と、3月末に予定された設立加入国の参加期限、支配構造などをめぐる中国との議論の進展などが、アジアインフラ投資銀行(AIIB)加入決定の背景になったと明らかにした。27日午前、崔熙男(チェ・ヒナム)企画財政部国際経済管理官は釜山BEXCOで、企画財政部のソン・インチャン国際金融政策局長がこの日に政府世宗庁舎で開かれた記者懇談会で明らかにした内容を一問一答で再構成した。

    Q:韓国のAIIB持分率はどの程度だろうか?

    A:持分率の決定は現在、加入承認国の間で議論している。経済力、すなわち国内総生産(GDP)が目安だが、アジア諸国と他の地域の国々の間で差等を置くうえに、小規模経済国に最低持分率を与えるために変数が多い。GDP順に見ると現在、韓国は域内3位だが、今後どの程度まで持分率を得るかは未知数だ。今後、豪州が参加する場合、中国・インド・豪州に続いて域内4位、独・仏・英・伊など、域外国まで含めると8位となる。

    Q:加入時期が遅く、持分率で損をするという指摘が出ている。

    A:全く事実ではない。3月末までに加入承認を受けた創立会員国は、同等に議論を開始する。6月末までに持分率が決定される。

    Q:中国の持分率が50%を超えると、意思決定の独走が懸念される

    A:一般的に、持分率と投票権は比例する。中国の持分率50%は参加国が少ないときに出てきた話で、今では30カ国が参加しており、31日までに追加で増えた場合には中国の持分率は30%台、場合によっては20%台に下がると予想される。

    Q:登録発表を今日行った理由は?

    A:これまで私たちが継続的に要求してきた支配構造とセーフガードなどの議論の過程で、中国側が前向きな意思を積極的に表現した。特に大規模な投資事業の承認決定を誰が行うかが重要だが、中国は自国の影響力の強まる事務局中心に行うとしたが、持分率にしたがって理事会で行うと立場を変えた。

    Q:韓国が常任理事国の座を得る可能性はあるのか?

    A:常任理事を置くのか非常任理事だけかで議論している。理事国をどこにおくのかも決定しなければならない状況なだが、創立会員国は理事国の構成時に恩恵を得ることになっている。

    Q:これまで米国とはどのように話を交わしたのか?

    A: 崔炅煥(チェ・ギョンファン)経済副総理から実務局長まで、何度も話を行ってきた。米国は支配構造の問題をかなり指摘してきたが、けっきょく最終的決定は韓国が行うことを認めた。アジアのインフラ需要が相当であり、それに対して韓国企業の供給能力と参加可能性が大きいという点についてある程度容認している。
  • 毎日経済_釜山=パク・ユンス記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2015-03-27 15:46:04