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マーズ(MERS)の消費衝撃…オンライン注文や外食配達業を除いては客が激減

    • < 特に大規模なマーズ消費打撃 >

    去る週末のソウル市松坡区(ソンパグ)文井洞(ムンジョンドン)の「ロデオ通り」。ユニクロ、エイコセコンド(8seconds)のようなSPAブランドの超大型店が並び、アウトドアやスポーツウェア、一般のファッションブランドなどの常設ディスカウントショップが集まっていて、かなりの不況にもショッピング客でにぎわったところだが、マーズ(MERS)の影響で訪問客を探すことは難しかった。

    女性ファッションブランド売り場の所有者Aさんは、「週末のピーク時間にも人がいなくて、午後5時までの売上げは20万ウォンにもならない」とし、「一日平均売上げが少なくとも100万~150万ウォン以上出てこそ店を維持できるのに、今月に入ってぜんぜん満たずで、アルバイト職員もしばらく出てくるなと言った」とため息をついた。

    客が消えた。長い不況にマーズまで威勢を震わせて、百貨店や大型マートはもちろんのこと、コーヒー専門店、居酒屋、外食店にまで客が途切れた。マーズ感染への恐怖から、人が多く集まる場所はとりあえず避けようという雰囲気が広がっているからだ。といって、マーズの影響で消費者が店頭からオンラインに移動したわけでもない。実際、大型マートのオンライン注文や外食配達業を除いては、ほとんどの販売代理店や飲食店が客の急減で呻吟している。

    15日、毎日経済新聞が消費現場を緊急点検した結果、今回のマーズに発する消費打撃は過去のSARS(2002年)や新型インフルエンザ(2009年)よりもはるかに深刻で、事実上は過去最悪の水準であることが分かった。実際、短期悪材料による百貨店と大型スーパーの売上げの減少幅は、統計庁が発表を出し始めた2008年以来で最も大きい。マーズ恐怖が本格化した最近の2週間における大型百貨店の売上げは、前年同期比で少ない場合は5%、多い場合は8%も減少した。昨年の同時期よりも休日が少ないという変数があるが、マーズに発した打撃は、短期悪材料としては最近の数十年来、最大レベルだと業界では評価する。ロッテと現代百貨店は今月に入って14日までに、既存店の売上げは前年同期比でそれぞれ5.3%減少し、新世界百貨店は8.7%も急減したと明らかにした。

    A百貨店の関係者は、「今月の売上げが目標値に比べ30%近く減少した」とし、「マーズが今月中に沈静化するとは言っても、今年1年分の利益をほとんどすべて失ったと言っても過言ではないほどの非常局面」だとした。 2002年のSARSや2009年の新型インフルエンザよりも悪い状況だと業界は診断する。 A百貨店は、全体の目標売上げと比較するとき、SARSのときは13%、新型インフルエンザのときは8%ほど減少するにとどまった。 2009年の新型インフルエンザよりも打撃は3~4倍さらに大きいわけだ。
  • 毎日経済_キム・ジュヨン記者/シン・イクス記者/イ・セボム記者/チャン・ヨンソク記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2015-06-15 17:49:45