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医学専門家ら「ロッテのシン総括会長はアルツハイマーの初期症状」

  • 「同じ質問を繰り返して、申し上げたのにまたお話をされて、私は日本を担当しているのに韓国だと考えられたり…」

    佃孝之日本ロッテホールディングス社長が4日の記者懇談会で明らかにした辛格浩(シン・ギョクホ)ロッテ総括会長の不安定な行動と関連して、韓国の医療陣は「正確な診断が必要だという前提のもとに、これまでマスコミに現れたシン総括会長の言動はアルツハイマー型認知症の初期段階で現れる典型的な症状」だと診断した。アルツハイマー型認知症は、加齢によって大脳皮質が損傷して、高次元的な知的能力を喪失するもので、全体認知症患者のうち、50~60%がこれに該当する。

    匿名を要求したA大学病院神経科学教室(認知症担当)教授は「患者本人が判断を下した重大事案を覚えていないとき、実際に精密な認知症検査をしてみると、アルツハイマー型認知症患者と診断される事例が多かった」とし「シン総括会長が2011年に辛東彬(シン・ドンビン)副会長(当時)を会長に直接促進した重大事案も覚えていないということは、十分に認知症として疑うに値する」と述べた。

    B大学病院の神経科教授は、「認知症の前段階である軽度の認知障害は、記憶力障害はあるものの、判断、知覚、推理能力、日常生活の能力はほとんど正常」とし「しかし、認知症は記憶喪失と言語・行動障害が伴うことになる」と説明した。認知症の初期と中期の段階になると、家族が自分を虐待しているという妄想を持ったり、自分が失ったものを他人が盗んだと思うこともある。また、適切な言葉を駆使する能力を失い、ぎこちなく話したり、正確に言うことができない。

    C大学病院の精神健康医学科教授は、「認知症なのか、軽度の認知障害であるのか、正確な検査を試みなければ分からないが、最近マスコミに報道された内容を見ると、シン総括会長が認知症の初期段階で苦しんでいるように見える」と述べた。

    この教授は続いて「高齢者になると、一般的に記憶力が減退して活動領域に制限が生じるため、表面上を見るだけでは、単純な記憶喪失症(健忘症)なのか、軽度の認知障害なのか、認知症なのか区別することは容易ではない」とし「ロッテグループはシン総括会長の健康に異常がないと明らかにしているが、額面通りに信じるのは難しい」と指摘した。
  • 毎日経済 イ・ビョンムン医療専門記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2015-08-05 08:18:54