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企業向けSNS「JANDI」を作ったTosslab、QPrizeで優勝

    「韓国の会社員の90%が業務空間でも、カカオトークやラインなどを使用するのを見て、ビジネス用のメッセンジャーが必要だと感じました」

    先月23日、企業向けソーシャルネットワークサービス(SNS)「JANDI」を作った「Tosslab」が韓国スタートアップでは初めて米クアルコム(Qualcomm)が主催したグローバルITスタートアップコンテスト「QPrize」で、最終優勝を獲得した。ソフトバンクベンチャーなど、21億ウォンの初期投資を誘致したのに続き、今回の優勝でクアルコムベンチャーから約5億9000万ウォンになる投資を受けることになった。

    Tosslabのダニエル・チャン(Daniel Chan)代表(30・写真)は、毎日経済新聞とインタビューしながら「会社員は業務時間のほとんどを同僚との会話、ファイル共有や検索、スケジュール管理に使用する」とし「この時、パーソナルメッセンジャーだけを使用するため、疎通と協業において非効率な部分が多かった」と話した。

    JANDIは、米国で成功を収めた企業​​型SNSのSlackと似ているが、韓国などの現地に最適化したという点が特徴だ。多くの投資家が関心を持つ理由も、アジア市場で高い成長の可能性を見つけたからだ。QPrizeを主催するクアルコムのデレク・アベール(Derek Aberle)社長が最近来韓してチャン代表など、スタートアップ役員9人と一緒に歓談した場でもJANDIのビジネスモデルとQPrize優勝が話題になった。

    チャン代表は「韓国人が身近に利用できるように、絵文字、ステッカーなどもカカオトークやラインと同じように搭載した」としながら「最も基本となるメッセンジャー機能に重点を置いた」と述べた。ファイルやスケジュール共有、メモ、To Doリストなどの機能も追加する予定だ。彼は「アメリカではすでにドロップボックス(Dropbox)、エバーノートなどの協業ツールがあまりにも多く、会社員が一日に5~30個ものアプリを同時多発的に利用するため、Slackは、これを一つに連動させることに集中した」とし「一方、韓国には競業ツールが多くないぶん、JANDI内部に業務に必要な機能を搭載した」と述べた。
  • 毎日経済 キム・ユンジン記者 / チョ・ヒヨン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2015-10-11 09:01:43