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[アンケート] 「韓国の寄付文化のレベルは低い」87%

模範を示さない指導層や寄付団体の不透明さに失望 

  • 韓国での寄付は、する人だけがするものだ。歌手や俳優、スポーツスターの中には「寄付する天使」として有名な人もいるが、裕福な人であるほど、よりケチだという情緒が根底にある。

    市場調査専門企業マクロミルエムブレイン トレンドモニター(www.trendmonitor.co.kr)が昨年末、韓国全国の成人男女1000人を対象に実施したアンケート調査でも、韓国の寄付文化の評価は非常に低いという反応だった。

    回答者の87%が韓国の寄付文化レベルを低いと評価し、高い方だという回答はわずか2.1%に過ぎなかった。

    • < 韓国の寄付文化レベルへの評価 >

    寄付文化のレベルを低く見る理由としては、寄付を受け付ける機関の不透明な運営(66.6%、複数回答)と率先して模範を示さない指導層(56.3%)が最も多く挙げられた。

    韓国社会の寄付文化が今後、改善するであろうという見通しも良い方ではなかった。韓国で寄付行為が拡大すると予想した回答者は43.6%と、半分にも​​満たなかった。寄付文化の必要性については65.8%が「周辺に経済的支援を必要とする人が増えてきたようだ」ということに同意をしながらも、いざ寄付文化が改善するようには見えないというところに韓国社会の悩みがある。

    今回の調査では、回答者の85.7%が寄付した経験があると明らかにした、昨年1年間、寄付経験を持つ回答者は60%だった。寄付に参加した理由としては、「困難な時ほど、より分かち合うべきだから」との回答が53.8%(重複回答)と最も多く、「心理的な満足感が大きいから(52.7%)」と「周りの人が幸せであってこそ、私も幸せだから(40.4%)」という理由が後に続いた。

    • < 寄付に参加した理由 >

    寄付の方法について金銭寄付(72.1%、複数回答)が最も多く、会社の集まりなどの団体の募金活動に参加(39.7%)した経験と物品寄付(34%)が後に続いた。寄付金額は1回平均5000~1万ウォン(23%)と1万~2万ウォン(28.1%)が多くを占めた。

    調査に参加した回答者は寄付文化の活性化に必要なのは「他人への信頼(70%)」と答えたが、国家と社会の期待値は22%に過ぎないことが分かった。自分が困難に直面したときに、国と社会が助けてくれるという信頼を持つ人はわずか22%だった。

    一方、回答者の71.8%が経済的に余裕があれば寄付は当然しなければならないという認識を持っており、社会的義務という意見にも56.8%が同意した。最も希望する寄付対象には、少年少女の家長(何らかの理由で両親がおらず、未成年者が家長の役割をしている家庭)が68.8%で最も多かった。

    • < 寄付参加の要因 >

  • O2CNI_Lim, Chul / 資料=マクロミルエムブレイン | 入力 2016-01-10 08:00:00