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サムスン電子「ギャラクシーだけの差別化されたスマートフォン体験を提供」
◆ MOBILE WORLD CONGRESS 2016 ◆
- 「ギャラクシーS7（Galaxy S7）アンパック（公開）のイベントを終えて尽人事待天命（人事を尽くして天命を待つ）という言葉が浮かんだ。すべてを注ぎ込んだから、前作（ギャラクシーS6）よりも市場の反応はいいはずだ」
サムスン電子のコ・ドンジン無線事業部長（社長）は22日午後（現地時間）、「モバイルワールドコングレス（MWC）2016」が開かれているスペインのバルセロナで懇談会を開いてこのように語った。この日の懇談会は、コ・ドンジン社長がサムスン携帯電話の責任者に就任した後、初めてのインタビューだ。一日前、コ社長は世界的な注目が集中しているギャラクシーS7アンパックイベントでも、初めて座中の人となった。
コ社長は「スマートフォン市場の状況は良くないと言うが、私は同意しない」とし、「ギャラクシーS7をハブとして、ウェアラブルとアクセサリー、コンテンツとサービスを統合する差別化戦略を図っていく」と語った。コ社長は「ギャラクシーS7とS7エッジは、スマートフォンの役割と限界を新たに定義した」とし、「消費者が望むものは何なのかに、企画段階から集中した結果」だと説明した。消費者が必要とする場合は含めるべきだとするだけに、前作では抜け落ちた機能をギャラクシーS7で復活させたとも語った。
コ社長によると、ギャラクシーS7は世界各地の携帯電話会社から良い評価を受けた。 MWCに参加するためにスペインに来る前に、英国とフランスや中東などの取引先を訪問したコ社長は、今回の作品はギャラクシーS6よりも売れるだろうという予感がしたと伝えた。目標販売台数については具体的な言及を避けた。コ社長は「自分の目標を数字で設定して働いたことがない」と笑った。
無線事業部門長になった後の所感を問う質問に、コ社長は「従業員17万人が持続してやりがいと希望を持って働くことができる方法について悩み続けている」と打ち明けた。サムスン電子の無線事業部長として、3年以内に成し遂げたい3つの願望も語った。 △無線事業部は顧客にずっと愛されるギャラクシーブランドの製品を開発すること、△パートナーに尊敬される無線事業部、△内外の両方から信頼される無線事業部組織などだった。コ社長はこれが無線事業部の新しい運営基調であり、経営理念だとした。
コ社長は、「高度の技術であっても消費者が使用していないか、または楽しくなければ意味がない」とし、「その意味を追求して出したのが360度撮影カメラのギア360」だと説明した。
また、ギャラクシーS7ではカメラ技術に多くの愛着を見せた。低照度の状況で被写体がうまく撮れるスマートフォンカメラはこれまで無かった。ギャラクシーS7は、暗い部屋の中でケーキの上のろうそくを消した時に流れる煙も明らかにとらえられるほど、優れたパフォーマンスを見せる。コ社長は「たんに画素数を増やして画質を高めたという話ではない。一度もスマートフォンで使われたことのないデュアルピクセルセンサーを採用した結果」だと力説した。
コ社長は「ギャラクシーS7とサムスンペイ（Samsung Pay）、ノックス（KNOX）、ゲームに関連したユーザーエクスペリエンスを提供し、ギャラクシーだけの差別化されたスマートフォン体験を提供する」と強調した。 - 毎日経済_バルセロナ＝イ・ギョンジン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2016-02-23 18:13:27
