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[週末ユーモア] 酒を飲む夫の弁明
- いろいろと問題の多かった国会議員候補者に対する政党の公認作業が終わると、会う人ごとに「誰に投票するのか」と尋ねてきます。
権力や資本に抑圧される弱者を保護し、間違った制度を正すために政治家になった人であれば、喜んで一票を投じるのでしょうが、ニュースを見ていると、全て権力を追いかけて、権力を見つめてばかりいるようで、投票所に行く気にならないのが事実です。
このようなときにはどうしたらいいのでしょうか。
ある夫婦の会話が思い浮かびます。
毎日酒を飲んでてくる夫のせいで家計が破綻するのではと考えた妻が、ある日、夫を問い詰めました。「あなた、このままでは一文無しになってしまいます。今度こそは酒代をちょっと減らしましょう」
すると夫が返事をします。「おい、他人の話をせずに、お前の化粧品を減らせ!」と逆に攻撃を仕掛けました。
すると妻が「あなたがあまりにも遅く帰って来るから、きれいになろうと買っているのよ」と反論すると、夫が一言呟きます。
「俺はお前がきれいに見えるように飲んでいるのさ」
気の向かない足を投票場に向けるためには、一杯ひっかける必要があるようです。
酔った勢いで行ったからと、騒ぎを起こしてはいけません。
そういえば、セヌリ党の公認から落ちたと抗議して、党舎から追い出されたキム・マッコリ氏が思い出されます。(マッコリは韓国で最も安価で一般的な地酒です)
今年、還暦を迎えるキム・マッコリ氏は昔、日本語講師をしていた人なのですが、元の名前はキム・ウジュンだったそうです。ところが、大宇グループのキム・ウジュン会長が政治の犠牲になったという考えから、キム・マッコリに名前を変えたそうです。彼はオ・セフン前ソウル市長、パク・ジン前議員、チョン・インボン前議員と一緒に公認の面接を受けたのですが、1次予備選挙で一人だけ脱落しました。彼は異議申立書と自分の象徴とも言えるマッコリ2本、そして自身が表紙の人物として登場した「国会議員を減らさなければならない」というタイトルの印刷物を持って登場し、「イ・ハング委員長に『キム・マッコリ、あなたのような人が必要だ』と言われ、『励ましの言葉ありがとうございます』と答えた」と訴えて動かずにいたのですが、建造物侵入の疑いで現場で逮捕され、警察に捕らえられて引きずられて出て行きました。< そうそうたる人たちと一緒に公認面接を受けるキム・マッコリ候補(左から2番目)写真= SBS >
国会議員の候補者がきれいに見えるようにと一杯飲んでから投票所に行っても、このようなことを起こしてはいけません。
ところで、鉄板と政治家の共通点が何であるかを知っていますか。
「しっかりと火を通すためには、頻繁に取りかえなければならない」 - O2CNI_Lim, Chul | 入力 2016-03-27 08:00:00