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[SNSの世界] 選挙が終わった後…悲喜が交錯した政治家たち

    「この渦中に生き残った。よりいっそう気を引き締める」

    4・13総選挙で嵐が過ぎ去った後、江原春川選挙区で勝利したセヌリ党のキム・ジンテ当選者はTwitterを通して所感を明らかにした。短いが強烈だった。過半数の議席確保に失敗し、第1党の地位も野党である「共に民主党」に渡したセヌリ党の惨敗の中で、なんとか生き残った彼の心情をそのまま感じることができる。投票者への感謝のしるしとしてお辞儀をしている写真まで添付した。

    今回の総選挙は、いつもよりドラマチックだった。ソウル・京畿道と釜山・慶南でセヌリ党と共に民主党が激しく戦い、湖南地域では国民の党が新しい湖南盟主の座を占めた。敵陣に単独で浸透し、劉備の息子阿斗を探した三国志の趙雲ように単身勝利を収めた当選者もいた。

    共に民主党のキム・ブギョム当選者は、大邱の政治的心臓部である寿城甲地域でセヌリ党の次期大統領選候補に挙げられているキム・ムンス前京畿道知事を圧倒的に上回った。セヌリ党もチョン・ウンチョン当選者、イ・ジョンヒョン当選者が全北・全南でそれぞれ勝利を勝ち取った。単独出馬して選挙前に当選を確定した当選者もおり、26票差という紙一重の差で勝利を収めた当選者もいた。

    激しい競争の中で勝利を勝ち取った当選者は、ソーシャルネットワークサービス(SNS)で勝利の喜びを満喫した。

    ソウル鍾路区でセヌリ党オ・セフン候補を抜いて当選した共に民主党チョン・セギュン当選者は、「消毒車に乗って感謝申し上げる」と直接、当選謝礼を伝える写真をTwitterに投稿した。

    亡くなった夫キム・グンテ前保健福祉部長官に続いてソウル道峰甲で勝利したイン・ジェグン当選者は、夫の墓を訪ねて勝利の喜びを伝える写真をSNSに上げた。国民の党パク・ジウォン当選者、共に民主党パク・ヨンソン当選者らは、盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領夫人のクォン・ヤンスク女史が送った祝福の写真をSNSに上げ、感謝のしるしを伝えた。

    自分の勝利よりも、他の当選者の勝利を祝う者もいた。慶南昌原市城山区ノ・フェチャン正義党当選者は、「所属政党は異なるが、釜山鎭甲で共に民主党キム・ヨンチュン候補が当選したことは、本当に良い知らせであり貴重な快挙だ」とSNSを通して明らかにした。

    落選者たちの決意も続いた。自分の地域区であるソウル恩平乙で6選挑戦に失敗したセヌリ党イ・ジェオ国会議員は、「19代任期が終わるまで省察の時間を持つ」と自身のツイッターに所感を明らかにした。支持者が失望するかと思い、むしろ明るい姿を見せた落伍者もいた。城南中原で再選挑戦に失敗した共に民主党ウン・スミ主議員は「セヌリ党の圧勝を防いでくださった皆さんに政権交代の贈り物をさせていただく」という新しい決意を示した。

    今回の総選挙では、モバイルを通して開票状況をチェックする国民が急増した。単にテレビの前に座って開票状況をチェックしていた過去とは断然変わったトレンドだ。

    ネイバーの総選挙当日のモバイルページ閲覧数は3億8000万件で過去最高を達成した。これは、2014年の地方選挙より72%増え、2012年の大統領選挙に比べて134%上昇した数値だ。 2012年の19代総選挙に比べては548%も増加した。
  • 毎日経済 アン・ジョンフン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2016-04-15 17:12:45