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韓・米の国債10年物、金利逆転…11年ぶりに最大幅

    • < 逆転した韓・米国債10年物の金利 >

    「中央銀行の基準金利は韓国が年1.5%で米国の0.25~0.5%よりもはるかに高いが、10年満期の国庫債権の金利は韓国が1.81%で米国の1.93%よりもむしろ低い。長期債権の価値が理論とは異なり、韓国が米国よりも高くなったという話だ」。

    韓国版量的緩和への期待が市場に広がりつつ、韓国と米国の10年物国債の金利は異例の逆転状態が一週間近く続いている。

    最近になって、米国債10年物の金利は4月の連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて、不確実性に対する警戒感から危険資産の選好にまで拡大し、7営業日連続で上昇した。去る26日の金利は1.93%で、3月22日以来の最高値を更新した。一方、韓国の債券金利はグローバルな債券市場とは裏腹に、引き続き下り坂を歩いている。

    国債10年物の金利は今年に入って1%台に進入し、1.81%にまで低下した。ハイ投資証券のソ・ヒャンミ研究員は「グローバル、特に米国債の金利に敏感に反応してきた国内債券市場の脱同調化は異例の現象」だと指摘した。

    中央銀行の基準金利や国家リスクを勘案すれば、韓国の金利は米国よりも当然高くあるべきで、両国の通貨政策の方向性が交錯して長期債の金利の水位が入れ替わったものだ。 27日、金融投資業界によると米国と韓国の国債10年物の金利は、今月に入ってこの20日に初めて逆転して以来、26日にはその差が0.115%ポイントまで広がった。昨年12月や今年の3月にも一時的に韓・米の長期金利が逆転したことはあるが、このように差が急激に開いたのは2004年末以来で、11余年ぶりのことだ。
  • 毎日経済_キム・ヘスン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2016-04-27 20:00:13