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[コラム] コンミョン(今明)に、これまでなかったことが起きるか?

  • この間「コンミョン(今明)」という単語がポータルサイトの検索語1位に上がっていますね。今明は何を意味するのか、親切に教えてくれるニュース記事も後に続きました。

    「今明間(コンミョンガン)」は「今日と明日のあいだ」を意味する言葉で、「間もなく、すぐに」という意味の「チョマンガン(早晩間)」よりも日時の確定したという意味が強いことばです。

    「コンミョン(今明/今日と明日)」という単語が人々の口に上ったり下がったりすることになった1等功臣は、サムスングループの李在鎔(イ・ジェヨン)副会長です。

    彼は去る12日午前9時30分、「パク・クネ―チェ・スンシルゲート」を捜査する特検に呼び出された後、翌日の明け方まで22時間のあいだ、いくつもの疑惑に対して追及を受けました。

    いったん帰宅措置になった後に、メディアは記事を吐き出しました。記事のタイトルは「イ・ジェヨン、22時間調査の後帰宅…特検、コンミョンに拘束令状」でした。 「サムスン王朝の後継者が本当に拘束されるか?」このような疑問が「コンミョン」をリアルタイム検索語1位に仕立て上げたのです。

    韓国では権力もマスコミも触れることができない3つの聖域があるといいます。

    サムスングループとインターネットポータルのNaver、そして法律事務所「キム&チャン」です。

    他の追従を許さないほどにあまりにも強大なことから、競争相手が超えることもできず、金と影響力で韓国社会を支配するという意味ですね。三角錐を成し遂げた聖域の後継者が鉄格子​​に閉じ込められる身分になるかどうかを、いま韓国社会は注目するわけです。

    イ・ジェヨン副会長の父親である李健煕(イ・ゴニ)会長は収監される危機に何度も見舞われましたが、一度も身を拘束されたことがありません。サムスンSDSのBW(新株引受権付き社債)の安値発行、借名口座が摘発されて千億ウォン台の脱税容疑が適用されたときにも、ただの一日も拘置所に収監されたことはありません。

    サムスンSDSの安値買収事件で、李健煕会長は有罪判決を受けることはしました。会社に227億ウォン相当の損害を与えた疑いで受けた判決は、懲役3年と執行猶予5年そして罰金1100億ウォン。何千万ウォンの経済犯罪にも実刑が宣告されたりしましたが、免訴判決の基準である50億ウォンの4倍を超えることが証明できていても処罰は執行猶予で止まってしまいました。

    不敗の神話、サムスン王朝はこのように建立されました。そして「今明」が人気語として登場しました。本当にイ・ジェヨン副会長が「ソンチン(先親/亡父)」の成し遂げられなかった「課業」を果たすでしょうか?それは可能なことでしょうか?
  • O2CNI_Lim, Chul | 入力 2017-01-13 10:59:02