記事一覧

ニュース

数字経済

テクノロジー

コラム

ビューティー

カルチャー

エンタメ

旅行

韓国Q&A

新造語辞典

もっと! コリア (Motto! KOREA)
コラム > 総合

ウイスキーの広告モデルに男性俳優が…その訳は?

  • 先月、スコッチウイスキーブランドのバレンタインは、国内トップ男優のイ・ジョンジェとチョン・ウソンをモデルに起用して話題を集めた。

    似たような時期にウイスキーブランドのウインザーも、低度酒「Wシグネチャ12」のモデルに俳優ヒョンビンを打ち出した。バレンタインの場合は200年以来で初の人物モデルという点が話題になった。

    代表的なウイスキー会社ペルノ・リカール・コリア(バレンタイン)とディアジオ・コリア(ウィンザー)がハンサムな男優を前面に出したのは、ウイスキー市場の主要顧客として浮上した女性をつかむためという説明が出ている。特にこれらの俳優は男性的な容貌が強いながらも、女性に人気が高いことに共通点がある。

    最近、高速成長しているシングルモルトウイスキー市場の主要顧客は女性だ。シングルモルトウイスキーはバーで1~2杯飲むのがふつうだが、これは女性たちにも負担がない。

    これまでウイスキーが遊興市場で、男性が多く飲む酒だったこととは異なる消費形態だ。実際に清潭洞(チョンダムドン)や漢南洞(ハンナムドン)一帯のバーの主な顧客層のひとつは20・30代の女性だ。雰囲気のあるところで、軽く良い酒を楽しもうとする需要だ。

    ウイスキー宗主国である米国と英国では、ウイスキー消費者の3分の1が女性であることを勘案すれば、成長の可能性はさらに大きいわけだ。バレンタインとウィンザーの両方ともにシングルモルトウイスキーではないが、両社の代表的ブランドにトップ俳優たちが選ばれたのは、若い女性を攻略するためという説明が出てくる理由だ。男性客はもちろん、女性客までつかむ効果を狙ったものだ。バレンタインの場合、バーで飲む顧客も多い。

    世界的な企業ペルノ・リカール・コリアは韓流男性スターを通じたアジア地域広報効果も期待している。イ・ジョンジェとチョン・ウソンの二人とも、東アジア地域の代表的な韓流スターだが、日本と台湾などでもウイスキーの消費人口が急速に増えているからだ。イ・ジョンジェとチョン・ウソンが登場するバレンタイン広告を航空機の機内誌に登場させて、免税店市場でバレンタインを販促している。
  • 毎日経済 イ・ドクチュ記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2017-11-16 09:12:59