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[コラム] 野球解説委員も接待を受ける人？
- プロ野球の試合が終わると、スポーツチャンネルでは、ハイライトが放送される。チャンネル間の競争があまりにも激しいため、広告もなくすぐ進められることが多いのだ。
MCや解説者が誰かによって視聴率が変わるため、スポーツチャンネルは現役時代に実力が優れていて、話が上手だと有名な選手の引退後の雇用が保障されたわけでもある。
スポーツチャンネルのハイライト番組は、ほとんど美貌の女性MCと口の達者な野球スター出身の解説者2人が進行する。SBSスポーツが一時、男性アナウンサーに進行を任せたことがあったが、悲惨な状況で終わった。すぐに反省してスーパーモデル出身のベ・ジヒョンアナウンサーを抜擢した後、視聴率が回復した。ペ・ジヒョンアナウンサーは、その後、LAドジャースの投手リュ・ヒョンジンと夫婦の縁を結んだ。
8月27日火曜日、KBS Nスポーツのプロ野球ハイライト番組は、いつもと違って雰囲気が暗かった。 解説者一人の席が空いた状態だったからだ。二人の解説者が話を交わしながら進めてこそ雰囲気も和気藹々として、話も楽しく続くが、MCと解説者二人が話し合っているうちにインタビューをするような感じもするし、全然楽しくなかったようだ。
解説者の1人が売春防止特別法違反の疑いで警察の調査を受けていて、その場に出演できなかったのだ。
警察は、プロ野球解説委員のイ・ヨンチョルさんが、ソウル江南区（カンナムグ）の居酒屋で数回売春をしたという告発を受けて、捜査に着手したことを明らかにした。告発人を呼んで取り調べを終えた後、イ容疑者の口座の内訳も確認中という事実も付け加えた。
イさんは、事実無根だと言い張っている。彼はあるマスコミとのインタビューで「汚職を目的とした根拠のない告発」とし「買春をしたことはぜったいにない」と否認した。
しかし、居酒屋に行った事実は認めた。
告発人側は、「ソウル、光州（クァンジュ）など多くの地域で居酒屋に頻繁に行って、酒代と買春費用を払わせた」という主張だ。
二人の言葉を合わせると、少なくともプロ野球解説委員のイさんが、酒を飲んだのは事実だろう。
告発人が喜んで酒代を払ったのか、強制されて仕方なく財布を開いたのかは、依然として分からないままだ。
イ・ヨンチョルさんは、プロ野球選手を引退した後、2001年からKBS Nスポーツの解説委員を務めている。もう20年近くなるので古株と言える。
長年、放送生活をしているので、今まで築いてきた人脈も相当あるし、彼が放送で言う言葉には権威も追加されるだろう。放送活動が一種の権力になったわけだ。
警察捜査が進行中なので、まだ一部始終を知ることはできない。しかし、野球解説で得た権力で酒代を払わせて、その権力によって自分の意思、または他意で、酒の席を共にしたとすれば、性売買かどうかは別として、今日の放送形態が心配になる。
野球解説委員まで接待を受ける放送、今日の放送には様々なスタイルの職業を持った人が登場し、人気スターに跳躍する。シェフ、ヘアデザイナー、スタイリスト。彼らも放送に出演してパワーを得ている。
放送で得た権力を自分の富と行楽のために使おうとすれば、放送は一人の逸脱に止まらず、市場に影を作ることになるだろう。資本主義の商業放送が基盤となっている市場のことだ。 - Lim, Chul | 入力 2019-08-29 00:00:00
