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新造語辞典

もっと! コリア (Motto! KOREA)
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  • タイトル
    ソブビョン(サブ病):서브병
  • 解説
    ハングル:서브병

    ハングル発音:ソブビョン

    意味:サブ病。サブ(Sub / 서브)+病(병)。
    映画やドラマの主演俳優よりも、サブ俳優により好感を持つ人々がかかる病気。

    解説:サブ(Sub)は、決して主演ではないだろう。あくまでも他人の後始末をして、主演が注目を受けられるように後ろに退かなければなら時もある。通行人1、店員2、軍人3などのエキストラ俳優よりは比重が大きいが、あくまでも脇役だ。

    なぜサブ病にかかった人は、主演俳優の代わりに助演俳優に熱狂するのか?

    例えば、バレーボール競技を例に挙げる。バレーボールの主人公は何といっても強力なスパイクで相手コートにボールを突き刺すストライカーだ。トスをするセッターも重要だが、あくまでも脇役だ。ところが、この助演が技量を付けたり、よりによってその日に体調が良くなければ、どんなに優れたストライカーでも力を発揮することができない。

    ところが、いくら困難な状況でも、ストライカーがボールを打てるようにトスをするのなら…観客は歓声を上げるだろう。競技場はストライカーではなく、セッターの名前を連呼する声でいっぱいになるだろう。

    映画やドラマのサブを引き受けた助演俳優たちも同様だ。彼らは作品の甘草(重要ではないが必須な存在)だ。作品があまり楽しみなく展開される時、彼らが出て笑いと涙をプレゼントし、時には観客を混乱させたりもする。

    サブの役割を引き受けた俳優たちは、イケメン・ナイスバディでなくても、演技力、このひとつだけは欠かせない。韓国で非常に人気を呼んだ映画『公共の敵』は、主演俳優ソル・ギョングの演技も優れていたが、カン・シニル、アン・ネサン、ト・ヨング、ソン・ジル、イ・ムンシク、イ・ヘジンらサブたちの活躍が非常に見事な作品だった。

    たまに韓国ドラマが簡単に人気を集めるために、検証されていないアイドルスターを主演に抜擢することがある。その場合、サブの役割はさらに重大になってくるだろう。サブ病にかかる患者も増えるはずだ。

    ところがだ。サブ病は「一度入門すると抜け出す道がない」というトクジル(オタク行為)とは少し離れている。簡単に治療が可能な病気なのだ。