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新造語辞典

もっと! コリア (Motto! KOREA)
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  • タイトル
    ノペクモホン:노팩머홍
  • 解説
    ハングル:노팩머홍

    ハングル発音:ノペクモホン

    意味:ノ・ムヒョン + ファクト + キム・デジュン + ガンギエイの合成語
       「私たちだけが間違ったのではない、あなたたちがとんでもない情況で扇動している」

    解説:

    ノ・ムヒョン + ファクト + キム・デジュン* + ガンギエイ(홍어、ホンオ)の合成語。 DCインサイドの国内野球ギャラリーから始まった政治ドリブ(即興的に言葉を発すること)でイルベ(日刊ベストストア)のユーザーたちが論争で負けた時、「伝家の宝刀」のように振り回す奇跡の論理。

    * ヤミンジョンウム(ヤゲル、国内野球ギャラリー + 訓民正音)では、「デ」を「モ」と表記する。

    DCインサイドの野球ギャラリーだけでなく政治色が濃いインターネットコミュニティは、あらゆる政治ドリブが横行している。地域ドリブが最も多く氾濫するのがDCヤゲルなので特定の野球球団や野球選手に対するドリブが地域ドリブの性格を持っている。

    韓国の政治地図が地域によって色が変わるので地域ドリブは政治ドリブにつながる。全羅道(チョンラド)の郷土料理であるガンギエイが地域、政治ドリブに使われているのもそのためだ。

    大統領まで務めた韓国の進歩陣営を代表するノ・ムヒョン、キム・デジュン、ファクト、ガンギエイを合わせた「ノペクモホン」という言葉は政治の季節には必ず登場する。

    この言葉が「奇跡の論理」と呼ばれる理由は言葉自体が論理ではなく間違いだからだ。

    保守傾向の強い老人やイルベのユーザーが政治論争をし誰が見ても保守層の過ちに対する言い訳として「ノ・ムヒョン、キム・デジュンもよくやったことがない」という論理を掲げている。うまくやったかどうかはさておき「お互い様」というのは論理ではなくてごり押しだ。

    ここで使う「ファクト」も事実であることを強調する「fact」ではない。自分の主張に信頼性を与えるために自ら付け加えた話の糸口、主観的な見解、根拠のないうわごとだ。「状況をファクトとして言い張る」という皮肉もある。ガンギエイは「湖南(ホナム)地域を代表する進歩陣営の扇動」という意味が込められている。

    そのため極右保守派が使う「ノペクモホン」には、「私たちだけが間違ったのではない、いや、私たちに間違いはない、あなたたちがとんでもない情況で扇動しているのだ」という主張が込められているわけだ。