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LGエネルギーソリューション、GMとバッテリー分析資料を共有


世界市場攻略のため合弁工場を設立中の韓国の2次電池メーカーが、世界の完成車メーカーとバッテリー情報を共有する。一部で提起されている源泉技術流出の憂慮を払拭するため関係当局と水面下の調整に入った。

5日、業界によるとLGエネルギーソリューションは近いうちに産業通商資源部に2次電池の分析研究資料が国家核心技術に該当するかどうか有権解釈を依頼する予定だ。LGエネルギーソリューションは昨年、米国の完成車メーカーのGMと合弁法人アルティアムセルズ(Ultium Cells)を設立した当時、韓国法規などに従ってバッテリー研究資料を共有することで合意したが、実務作業を進める前に法律検討に入ったのだ。これは4度目の合弁工場建設推進など、GMとのバッテリー事業協力の強化を念頭に置いた布石と解釈される。

LGエネルギーソリューションと提携したGMは現在、米国現地で3つの合弁工場の建設を推進している。このため合弁工場の稼動に先立ち、運営に欠かせないバッテリー性能などの分析資料をLGエネルギーソリューションに要求したという。LGエネルギーソリューションは当局との協議を経て素材の含量割合など敏感な企業情報を除いた分析資料をGMに提供する方針だ。

バッテリー業界では海外の完成車メーカーとバッテリー情報を共有することが「技術流出」として見られるのではないかと慎重になりながらも合弁工場の運営のためには避けられないという立場だ。韓国の企業が海外の単独工場より合弁工場に重きを置いているだけに、核心技術流出の憂慮は引き続き提起される見通しだ。

これについてLGエネルギーソリューションの関係者は「国家核心技術の保護のために必要な手続きを遵守し関連機関と積極的に協力している」とし「バッテリー事業において核心技術の確保・維持が最も重要な競争力であるため、合弁法人の場合は独自技術力の維持が可能な水準で推進している」と説明した。

SKオンも最近、米国フォード(FORD)から合弁工場の稼動に先立ち、バッテリー製造マニュアルなどに関する情報を要請されたという。フォードは昨年の下半期、韓国の政府関係者たちと会ってバッテリー関連資料が国家核心技術に該当するかどうかを確認している。SKオン側は「フォードとバッテリー情報を共有するため関係当局と協議している」とし「産業部に審査依頼を準備している」と説明した。

主務省庁である産業部は、2次電池メーカーから有権解釈の要請があれば国家技術保護委員会を開きバッテリー分野の専門家たちとともに該当情報が国家核心技術に該当するかどうかを調べる予定だ。最終結論が下されるのに1か月かからないと予想される。
  • 毎日経済 | パク・ユング記者
  • 入力 2022-04-05 17:12:17




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