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数字経済 > 経済 > サムスン電子、ニュージーランドで初のNFT発行 ギャラクシータブで制作
サムスン電子が海外法人レベルで初の公式非代替性トークン(NFT)を発行した。タブレット新製品の広報とともに環境保護にも参加する一石二鳥の効果を得るためだ。12日、サムスン電子ニュージーランド法人は、デジタルアーティストのスナックス(Snucks)と共にNFTを発行した。同作品はNFT専門取引プラットフォームであるファンデーション(Foundation)に公開された。
サムスン電子はこれまで外部企業が発行したNFTをマーケティングに活用したことはあったが、海外法人が直接発行に乗り出したのは初めてのことだ。同作品の初期入札価格は12日の午後3時基準では、1100万ウォン台の3イーザリウムだ。サムスン電子ニュージーランド側は「Galaxy Tab S8でデザインされたサムスン初のNFT」と紹介し「サムスンの歴史の一部を所有したいなら参加してほしい」と広報した。
該当作品は写真作家のモートン・ガブリエルが撮ったニュージーランドの海辺の風景写真の上にデジタルアーティストのスナックスが描き入れた海洋生物キャラクターで構成されている。
サムスン電子ニュージーランド側は「該当のNFT収益金は全額海洋保護機構であるライブオーシャンに寄付される」と紹介した。サムスン電子は、該当のNFTを購入した所有者たちに新型タブレットの「Galaxy Tab S8 Ultra」も提供する計画だ。
サムスン電子は今年、本格的にNFTプラットフォームの大衆化に乗り出すことにした。今年の初め、世界最大のIT・家電博覧会「CES 2022」で革新賞を受賞した自社プラットフォームを上半期中に発売する見通しだ。サムスン電子が公開する新規プラットフォームは、サムスンスマートテレビのスマートハブにアプリケーション(アプリ)が追加される形だ。「ザ・フレーム(The Frame)」や「MICRO LED TV」、「 Neo QLED TV」など今年発売されるプレミアムテレビラインナップ製品に搭載される。