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数字経済 > 企業 > サムスン電子、売上高77兆ウォン 過去2番目の実績
◆ サムスン電子、第2四半期の業績◆
サムスン電子が今年第2四半期(4月~6月)に市場期待値に近い実績を記録した。
ロシア・ウクライナ戦争の長期化と景気鈍化にともなう需要萎縮、グローバル物価上昇と金利引き上げなど多様な悪条件を乗り越えた結果だ。
7日、サムスン電子は第2四半期の連結基準の暫定実績を集計した結果、売上高77兆ウォン、営業利益14兆ウォンを記録したと発表した。昨年の第2四半期比で売上は20.9%、営業利益は11.4%それぞれ増加した。売上高は今年第1四半期に続き2番目に高かったが、増加傾向は4四半期ぶりに減少した。営業利益は今年第1四半期より0.85%減少したが、第2四半期基準では3番目に多かった。
この日、部門別の細部実績は公開されなかったが、金融投資業界では半導体部門が良い実績を導いたものと見ている。全体14兆ウォンの営業利益の中で半導体が占める割合が10兆ウォンに迫るものと推算した。
特に、第2四半期にウォン安が進み、これによる為替効果の恩恵も受けたものと分析される。半導体の売上の場合、ドルで集計されるため、これをウォンに変える過程で為替差益を得たという解釈だ。
一方、第1四半期の実績に大きく寄与したスマートフォンの場合、需要萎縮で出荷量が減少したものと分析される。サムスン電子の第2四半期のスマートフォン出荷量は6000万台前半で、前期比1000万台以上減少したものと推定される。
テレビも需要減少で第2四半期の出荷量が前四半期対比30%ほど減った900万台にとどまったものと予想される。特に、テレビと家電分野は物流費と原材料費の上昇による費用が大幅に増加し、営業利益も半分に減ったものと分析された。