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数字経済 > 経済 > 韓国の電気自動車補助金、中国産の割合が米国産を初めて追い越す
14日、国会環境労働委員会所属の「国民の力」イム・イジャ議員が環境部から提出された資料によると、今年上半期に支給された電気自動車購入補助金(国費)は計5362億ウォンだ。このうち4693億ウォン(87.5%)が国産電気自動車に支給され米国産には166億ウォン(3.1%)、中国産には388億ウォン(7.2%)が支給された。環境部が大気汚染低減を理由に電気自動車に購入補助金を支給し始めて以来、中国産電気自動車に支給された補助金が米国産電気自動車に支給された補助金を超えたのは今回が初めてだ。
全体の電気自動車補助金のうち、米国産電気自動車に支給された金額の割合は最近になって減少している。
2020年、米国産電気自動車は1027億ウォンの補助金を受け全体支給額の18.8%を占めた。2021年には米国産電気自動車が1150億ウォンの補助金を受け割合が16.4%に減り、今年上半期には米国産電気自動車補助金の割合が3.1%に急減した。
米国産電気自動車の空白を埋めたのは中国産電気自動車だ。中国産電気自動車が受け取った補助金の金額は2020年210億ウォン(3.8%)から2021年355億ウォン(3.6%)へと増えたが、今年上半期に入って388億ウォンまで増え電気自動車補助金全体の支給額のうちに占める割合は7.2%へと大幅に増えた。
原因は、米国産電気自動車の代表ブランドであるテスラの国内販売台数が低迷している中、中国産電気バスの導入が増えたためだ。韓国自動車産業協会によると、中国産電気バスの国内市場占有率は昨年39%から今年上半期50%まで上昇した。
国産電気自動車に支給された金額は着実に増えている。2020年、国産車には4123億ウォンが支給され全体補助金の75.3%を占めたが、昨年は国産電気自動車に8305億ウォン(83.6%)が支給され国産車が受け取った補助金の割合が増えた。今年上半期には、この割合が87.5%まで上昇した。