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数字経済 > 経済 > 対ドルのウォン相場、1日で22ウォン安の1435ウォン
MK
米ドルに対するウォン相場が再び1430ウォン台に急落した。11日、ソウル外国為替市場で1ドルあたりのウォン相場は前取引日(1412.4ウォン)より22.8ウォン安の1435.2ウォンで取引を終えた。ウォン相場は先月28日に世界金融危機以来の過去最低値である1440ウォン台が取引中に一時崩れた後、多少落ち着きを見せたが、この日の連休が終わるやいなや再び墜落した。政府がウォン安を防御するために口先介入などに乗り出したが「薬」が効いていないという評価も出ている。
同日、1ドルあたりのウォン相場は一時1438.1ウォンを記録し、ウォン相場の変動幅は26ウォンに達した。日間下落基準では新型コロナウイルス感染症の初発生時点である2020年3月19日(40.0ウォン下落)以後、最も大幅に下落した。取引中に10ウォンが乱高下しただけでも心理的衝撃が大きかったのに、為替レートの変動幅がさらに拡大したわけだ。ハナ銀行のソ・ジョンフン首席専門委員は「1ドルあたりのウォン相場変動幅が20ウォン単位でますます大きくなっている」として「ウォン安を加重させる対内外要素が解決されず累積され外国為替市場変動性が高まっている状況」と診断した。
ウォン安に対する懸念も高まっている。世界的なドル高現象が当分続く可能性が高いためウォン相場も他の通貨とともに押し下げられる可能性が高い。
ウォンの価格が年中最低点である1500ウォン台以下に下がるのも時間の問題だという見通しが出ている。新韓銀行のペク・ソクヒョンエコノミストは「対内外環境が強ドルを深化させる状況なのでウォン価格が年末まで下がることは避けられない」として「1500ウォンまで上段を開けておかなければならない」と伝えた。