トップ >
数字経済 > 企業 > 独ベンツ、韓モビリティスタートアップの育成に乗り出す
メルセデス・ベンツコリアは今年、韓国市場で新車9種と部分変更モデル6種を出荷し、輸入車市場1位の優位性を強化する。また、スタートアップの育成とコラボレーションのためにグローバルオープンイノベーションプラットフォームである「スタートアップアウトバーン」を国内に導入し、韓国のスタートアップを発掘する。
メルセデス・ベンツコリアは14日、ソウル市カロスキル(街路樹通り)のEQフューチャー展示館で記者懇談会を開催し、2019年の主要な成果と将来のモビリティに対するビジョンと戦略を共有した。メルセデス・ベンツコリアは昨年、韓国で前年比10.4%増の7万8133台を販売し、歴代最高記録をうち立てた。このことで、4年連続で輸入車販売1位を達成した。
E-クラスのファミリーモデルが3万9788台売れ、ベストセラーカーに上がった。メルセデス・ベンツコリアは今年、電気自動車および関連技術のブランド「EQ」、強力なパフォーマンスを実現する高性能ラインナップ「メルセデス-AMG」、究極の贅沢を象徴する「メルセデス-マイバッハ」など、多様なブランドを網羅しつつ新車9種と部分変更モデル6種を出荷して顧客に幅広い選択肢を提供する計画だ。
またメルセデス・ベンツコリアは今年、韓国のモビリティ分野のスタートアップ生態系を活性化し、オープンイノベーションの拡散のためにスタートアップに対する協力を強化する。
このために、2016年から世界でスタートアップ5500社以上を発掘し、投資家ネットワークと事業化の企画やオフィススペースを提供するプラットフォームである「スタートアップアウトバーン」を韓国に置く。ディミトリス・シラキス メルセデス・ベンツコリア代表取締役社長は、「未来のモビリティをリードする努力の一環として、韓国のスタートアップをグローバルプラットフォームを通じて発掘していくことで、韓国経済に貢献できるように努力する」と明らかにした。