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韓国 ソチオリンピックで金メダルラッシュ始まる

イ・サンファ、500メートルのオリンピック新記録...東洋人初のスピードスケート2連覇 

遠くにフィニッシュラインが見えた。突然子供の頃の「約束」が浮かんだ。

何の勇気だったのか。イ・サンファは小さくかわいい手を握り締めた。スケート靴を買う金がなくて、シリコンを溶かして穴を埋めてくれた父のイ・ウグンさん。毎日、午前4時のお弁当を忘れなかった母のキム・インスンさんを、むしろ慰労して「厳しい時期を後で話しながら笑う」と大声をかけてしまった。バンクーバーに続いてソチでもその約束を守ったという安堵感が沸きおこるや否や、ラストスパートにより弾みがついた。

詰まっていた金脈がついに爆発した。「スピードスケート女帝」イ・サンファ(李相花、25・ソウル市庁)が2014ソチ冬季オリンピックで、韓国初の金メダルをプレゼントしてくれた。

イ・サンファは11日夜(韓国時間)、ロシア・ソチのアドレルアリーナで開催された冬季オリンピックのスピードスケート女子500メートル1・2次レース合計74秒70の五輪新記録で、すべての選手の中で最も良い成績で競技を終えた。最後の18組アウトコースで1次レースを展開したイ・サンファは 、37秒42で1位を記録したのに続き、2回めは37秒28でフィニッシュラインを通過した。

これにより、4年前のバンクーバー五輪のこの種目で、76秒09の記録でジェニ・ヴォルフ(35・ドイツ)に0.05秒先行し金メダルを首にかけたイ・サンファは、ソチで五輪2連覇の偉業を達成した。

冬季五輪女子スピードスケート500メートルで2連覇に成功した選手は、米国のボニー・ブレア(1988年・1992年・1994年)、カナダのカトリオナ・ルメイドーン(1998年・2002年)に続き、イ・サンファが3度めだ。アジア人としては初めてだ。

イ・サンファは試合が終わった後、「苦しかった瞬間が浮かんで自然に涙が出た」とし、「負担を感じることなく、いつものようにレースに臨んで良い結果が出た」と語った。

ソウルのチョンヌン(典農)洞にある自宅で、イ・サンファの競技を見守った父イ・ウグンさんは淡々と、しかし愛情に満ちた目つきで「本当に誇りに思う、私たちの娘ファイティング」と語った。イ・サンファが1位に確定して涙を流すことを見守っていた母キム・インスン氏は、「わたしたちのサンファは本当に立派だ、4年間本当に苦労したが...」と言葉を詰まらせた。

イ・サンファは13日午後11時スピードスケート女子1000メートルに出場して、もう一度メダル獲得に挑戦する。

11日、史上初の五輪挑戦に乗り出した大韓民国女子カーリング代表チームは日本を制圧し、初勝利を申告した。キム・ウンジ(25)キム・ジソン(27)シン・ミソン(36)オム・ミンジ(23)イ・スルビ(26・以上、京畿道庁)で構成された韓国代表チームは、ソチアイスキューブカーリングセンターで行われた女子カーリングのグループリーグ第1戦で日本を12対7で下した。

大会開幕5日めに貴重な金メダルを申告した韓国のメダル狩りは12日も継続される。去る10日の男子スピードスケート500メートルで4位にとどまったモ・テボム(25・ソウル市役所)はこの日、男子1000メートルに出場し、再びメダル圏進入を狙う。1994年から6回冬季オリンピックに参加したイ・ギュヒョク(36・ソウル市庁)もこの種目に出場し、自分の「最後のレース」を繰り広げる。
  • 毎日経済_ソチ=チョン・ヒョソン記者/ソウル=キム・ミョンファン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-02-12 01:32:21




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