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コリアナウ > 社会 > 「分別しろというが、残飯はどこに?」…ファストフード店の矛盾
ファストフード店では、利用客が食べたゴミは本人が自ら片付ける。
ところが、残った食べ物を別に捨てる場所が無いため、分別をしたくてもすることができない状況だ。
ファストフード店で、ある女性がプラスチックのふたを持って戸惑ったのち、一般ゴミの場所に捨てる。プラスチックの分別を行うゴミ箱が、別に存在していないためだ。
他の業態は、残飯用のゴミ箱が全く存在しておらず、食べ物が混ざったゴミも丸ごと注ぎ込むほか方法はない。
ソウル広壮洞に住むキムさんは、「リサイクル用ゴミ箱が無ければ捨てることができるスペースが限られるため不便で、集めて捨てるようになってしまうと思う」と話した。
有名ファストフードブランドごとに各1か所ずつ以上、計9か所を調べてみた。結果、半分程度が生ゴミ専用ゴミ箱がないか、あるいはリサイクル用ゴミ箱が別に存在しなかった。
ファストフードを食べて発生したゴミだ。プラスチック製のフタやストロー、紙容器のように簡単にリサイクルができるものも、一般ゴミと一緒に捨てられている。
従業員らがゴミ箱をあさって分別しなければならないが、力不足なのが現状だ。
ファストフード店から捨てられたゴミ袋を開けてみると、生ごみやリサイクル用品が容易に目立つ。
いくつかの企業は自らリサイクルを行うと協約を結び、取り締まりも受けずにいるが守っていない。
資源リサイクルのための実質的な対策が切実だ。