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テクノロジー > IT・科学 > SKテレコム、ベアメタル型クラウド適用のコアネットワークを商用化
SKテレコムがエリクソンと共にベアメタル型クラウドを適用した新しいコアネットワークを世界で初めて商用化したと21日、明らかにした。
これに先立ってSKテレコムとエリクソンは2019年からクラウドネイティブなコアネットワークに対する開発と検証を段階的に行ってきており、昨年11月から本格的な装備構築を通じて商用サービスのためのテストを進めてきた。
ベアメタル型のクラウドは仮想化されたサーバーをベースとする一般的なクラウドとは異なり、物理サーバーをクラウド上で運用できるようにしたものだ。エンジニアが物理的に装備を管理する方式と比較してネットワーク過負荷や障害発生に迅速に対応できる。物理サーバーとクラウドに存在する仮想サーバー間でオペレーティングシステムを重複してインストールしなくても済むためシステムを軽量化することができる。
最近、産業現場では人工知能(AI)やモノのインターネット(IoT)を基盤とした次世代機器とサービスの導入が増え、ネットワーク高度化のためのアプリケーション開発と修正が頻繁に行われている。ベアメタル型クラウドのコアネットワークにより、このような作業を受け入れるためのアプリケーションの統合・配布過程を効率的に管理することができる。また、連休を迎えた観光地やコンサート会場などで突然トラフィックが増加しても素早く対処できる。
SKテレコムはクラウドネイティブ技術が6Gコアネットワークの基本構造として使われると予想し、今回の先制的技術商用化を6G導入の踏み台にするという目標だ。