A. | 上場会社、それも韓国の証券市場の1部格であるKOSPI(韓国証券取引所)上場会社にしては何だかぎこちなく見えます。 ガールグループ公園少女以外には一般人が知っている芸能人がいません。 今、KIWI MEDIA GROUPが直面している現実です。 KIWI MEDIAの株式は3月31日まで取引が停止された状態です。その後、審査を受けた上で上場が廃止されるかもしれません。 Big Hitエンターテインメントが登場する前まで、KIWI MEDIAはKOSPIに上場された唯一のエンター企業でした。「ビッグ3」と呼ばれたSM、YG、JYPと「潜龍」のFNCは2部であるKOSDAQに上場されています。実績で食べていくKOSPIとは異なり、KOSDAQ市場には夢を食べて生きるというベンチャー企業が集中していることを考えると、KOSPIに籍を置いていること自体がすごいことです。 とはいえ、Big HitエンターテインメントのようにKOSPIの正門から入ったケースではありません。 石炭産業を営むキーストーングローバル(設立当時の社名はウィソン実業)と合併する形で裏口から入りました。会社の経営実績が良くないため、エンター資本に吸収されたと考えてもいいでしょう。エンターテインメント資本が経営を引き受けた後、既存の石炭事業は廃止するとの観測が有力でしたが、まだまだ事業は進んでいるようです。 作曲家のキム・ヒョンソクと映画プロデューサーのチャン・ウォンソク、ミュージカル監督のパク・カリンたちは「迂回上場」を導き、世界的なエンターグループとして進むという夢を明らかにしたんです。パク・カリンは伝統国楽の拍子にロックとポップエレクトロニック音楽を添えたフュージョンコンテンツ「サン&ムーン」を演出しました。 『犯罪都市』、『隊長キム・チャンス』、『記憶の夜』、『追想』、『悪人伝』などの映画を制作しましたが、300万人以上の観客を動員して興行に成功した作品は『犯罪都市』と『悪人伝』だけです。OCNで放送されたドラマ『ダークホール』も大きな反響を得ることができませんでした。 芸能エンターテインメント事業は上記の所属芸能人の写真を見れば容易に分かるでしょう。 こうしている間に、経営業績とともに株価は急速に下落し個人投資家だけが紙くず同然の株式を手に握ることになりました。 KIWI MEDIA GROUPが回生して公園少女たちに笑いをプレゼントすることができるでしょうか。 まず、会社の財務構造と経営改善プログラムでKOSPIを説得し、取引中止を解くのが順序となるでしょう。 |