A. | 一言で言って、財閥の総帥たちが暮らす所です。 実際に財閥がたくさん住んでいます。2016年8月末基準で韓国で株式資産が1兆ウォンを超える資産家24人のうち58%の14人が梨泰院(イテウォン)と漢南洞に居住していると調査されたほどの富豪村です。 グランドハイアットホテルとサムスン美術館リウム近く(地図E)には、韓国の4大財閥のうち3人の住宅があります。サムスングループの経営の懸案についての意思決定が下される承志院(スンジウォン)がここにあり、イ・ゴンヒ(李健煕)会長の夫人ホン・ラヒと後継者のイ・ジェヨン、イ・ブジン、イ・ソヒョンがここに住んでいます。イ・ゴンヒ会長の妹であるイ・ミョンヒ新世界(シンセゲ)会長の住宅もあります。サムスングループの役員しか利用できない歯科病院もここにあるので、サムスンタウンが形成されているのです。 アモーレパシフィックのソ・ギョンベ会長、SKのチェ・テウォン会長、農心(ノンシム)創業者のシン・チュンホ会長一家、俳優のソン・ジュンギの邸宅もここにあります。 漢江(ハンガン)が見下ろせる所には高級ビラが並んでいますが、一番安い所でも10億ウォンは超えます。普通、40億~70億ウォン台のビラと一戸建て住宅がここに陣取っています。現代(ヒョンデ)自動車のチョン・モング名誉会長と4人の子供、斗山(トゥサン)グループ、韓進(ハンジン)重工業、錦湖(クムホ)アシアナグループのオーナー一家がここに住んでいます。ロッテグループのシン・ドンビン会長もここにビラ1軒を所有していますが、最近は主にロッテワールドタワーレジデンスで暮らしているそうです。
ここに住んでいる芸能人もかなり多いです。BIGBANGのT.O.P、シン・ミナ、ソ・ジソプ、イ・ジョンソク、オム・ジョンファ、イ・ヘヨン、PSY、カン・ダニエル、ユン・ジソン、パク・ナレなどがここに住所を置いています。 財閥の会長たちは主に一戸建て、芸能人たちはビラに住む方です。 漢南洞で新たに形成された富村は、旧檀国大(タングクテ)敷地に造成されたマンション「ハンナム・ザ・ヒル」です。 2016年に一般分譲が行われましたが、分譲価格は当時最高値の2.2平方メートル当たり8,150万ウォンでした。 城北洞(ソングクドン)、平倉洞(ビョンチャンドン)、梨泰院洞とともに江北4大村に数えられる漢南洞は他の地域とは異なります。 庶民たちが住んでいる地域が共存するという事実です。財閥が住む裕福な村と貧民街に住む貧しい人が共存するという点で、韓国の貧富の格差を語る時の定番素材にもなりました。 2020年に放送されたtvNドラマ『青春記録』も、このような漢南洞の特性を素材にしています。小学校同窓のヘジュン(パク・ボゴム)、ヘヒョ(ビョン・ウソク)、ジヌ(クォン・スヨン)、ヘジュンとジヌは貧民街に住みヘヒョはお金持ちだが、3人は親友です。 このような背景の下でストーリーを展開していくドラマが『青春の記録』です。 庶民が集まっている場所が漢南再整備促進地区に指定され再開発されるからです。 |