A. | 大韓民国国家情報院とアメリカCIAの企画で北朝鮮から来たVIPキム・グァンイル。彼が南に渡ってきた後、ワイヤーで首を絞められて死んだ、残酷な状態で発見される連鎖殺人が発生します。VIPは北でも仲間と共に通りすがりの少女を拉致して首を絞めて殺した悪魔です。 この映画の公開に先立ち2016年末にドラマ『W-君と僕の世界₋』でMBC演技大賞を受賞します。ミニシリーズ部門男性最優秀賞、ハン・ヒョジュと共にベストカップル賞まで受賞したので受賞式が行われた夜は、イ・ジョンソクのための場だったと言えるほどです。視聴者たちの視線もイ・ジョンソクに集中したはずです。 ついに、イ・ジョンソクが壇上に上がって受賞した感想を話す時が来ました。 「僕は、他の人々のように素敵な感想を言うことはできません。ウソンさん、ドング、ジュンホ、ありがとうございます。そして…ファンの皆さん、ありがとうございます」 そして舞台を降りて行こうとしたのです。あまりにも短く終わったので、司会者が慌てて彼を捕まえて止めました。 「最優秀賞を受賞したので、大賞は受賞しないと思っていたことでしょう」 「はい」 「でも、大賞を受賞しましたね」 「そうなんです」 「近くで見ると漫画のように素敵な方ですね。言いたいことがあれば、何でも言ってください」 「清心丸を二粒飲んだのに、ずっと眠たくて…。そして終わりに近づいたのに、胸がドキドキしています。ありがとうございます」 イ・ジョンソクの受賞式の感想は態度論議に発展しました。 受賞式の次の日、あるメディアはイ・ジョンソクの感想を問題視しました。 「ドラマ『W-君と僕の世界₋』は、既存の韓国ドラマの文法をきれいに抜け出した。予測不可能な展開と破格的なストーリーで視聴者を十分に楽しませた。韓国ドラマの新しいジャンルを切り開いた彼、中心にイ・ジョンソクがいた。ウェブトゥーンを破って出てきた完璧なビジュアルでカリスマあふれる男からロマンス男まで幅広い演技力でドラマを引っ張った。だが、イ・ジョンソクの受賞式の感想には、作品あるいはキャラクターに対する愛情は見当たらなかった。彼を応援していたファンたちが虚しくなる理由だ」(ジョイニュース) 『V.I.P. 修羅の獣たち』で最高の殺人魔を演じたイ・ジョンソクは、舞台恐怖症があるそうです。 (そういえば殺人魔も注目されることを嫌っていました) 話が上手じゃないと自分で何度も話したし、制作発表会やテレビのインタビューがある度に、毎回、同僚の俳優にマイクを渡す姿を見ると、彼が舞台恐怖症という事実は確認できます。 舞台に立つのが宿命である歌手の中でも舞台恐怖症のせいで震えるスターがいます。 半世紀の間、舞台に立ってきた歌手ヤン・ヒウンも舞台恐怖症があると話しました。特に公演中に家族と目が合うと、とても深刻な状況になるそうです。 2001年の30周年公演では、公演中にお母さんと目が合って『朝露』の歌詞を忘れて冷や汗をかいたことがあると話したりもしました。 失敗を経験すれば、恐怖感はもっと大きくなります。 「歌詞を忘れたらどうしよう。歌が滅茶苦茶になったらどうしよう」このような不安感が舞台に立った時に足を震えさせるようです。 歌手のIVYはミュージカル俳優になった後、人々の評価と視線のせいで大変だったし、いつも最高の舞台を見せなければならないという負担を感じました。そのような負担を感じている状況で歌詞を間違う失敗までしたので、一時は非常に苦しい時期を過ごしたことを話しました。 少女時代のリードボーカル、サニー(李純揆)が体験する舞台恐怖症は少し独特です。 雰囲気を盛り上げるために、爆発させる爆竹がサニーにとっては恐怖そのものです。 ガールズグループ、Red Velvetのラッパー、ジョイ(朴秀英)も爆竹にトラウマがあります。去る5月17日、ソウルのワールドカップ競技場で開かれた2019ドリームコンサートでRed Velvetが『Red Flavor』を公演する途中、目が眩むような場面が演出されたりもしました。爆竹が一度じゃなくて4度も連続で爆発したのでジョイは、とてもつらそうでした。 目の前で爆竹が爆発したとたん、ジョイは耳を塞いで手で目を覆ったりもしましたが、それでも苦しさを乗り越えて最後まで公演を続けました。しかし、彼女に爆竹のトラウマがあることを知ったファンたちは拍手を惜しみませんでした。 |