A. | もうすぐ、三伏の最後の日、末伏(8月11日)です。 インターネットで末伏を検索すると、次々にヒットするのは食べ物の話です。 ヘムルタン(ピリ辛海鮮鍋)、タッペクスク(丸鶏の水煮)、オリタン(アヒル鍋)、アワビ粥、最近は貝を入れたカルビチム(牛カルビの蒸し煮)がスタミナ食として人気を集めているようです。 家で一人で作って食べるには、少し手がかかる料理です。 酢鶏湯(チョゲタン)、コングクス(冷豆麺)も作るのは難しくありませんが、手がかかるのは同じです。 簡単に作って食べられる特別な珍味はないでしょうか? とっても簡単に作って食べられる夏の珍味を一つ紹介します。 名前は、ネンラミョン(冷しラーメン)です。 イカが見えますが、なくてもいいです。 まず作り方から紹介します。 材料は、ラーメン、豆もやし、キュウリ、タマネギ、砂糖、酢、おろしにんにく、海産物(なくてもいいし、冷蔵庫に他の材料があれば一度使ってみてください) 鍋にラーメンをゆでる水を注いで沸騰するまでの間、キュウリとタマネギを薄く切ります。どのくらい薄く切りますか?上の写真を見れば、だいたい分かるでしょう。豆もやしを洗うだけでもいいです。 ネンラミョンで最も重要なのは、出し汁です。 スープ(1人分1個)と酢と砂糖をそれぞれ大きなスプーンで1回分くらい入れます、その後、水をコップ一杯くらいは入れて、最後におろしにんにくをスプーンの半分程入れて、均等に混ぜます。最後に氷を数個(コップ半分くらいの分量、氷がなければ水をコップ半分程、注いでください) 多分この時、鍋の水が沸騰し始めます。そして、ラーメンと海産物を入れてゆでます。ここからは、気をつける部分です。 第一、ラーメンに完全に火を通さないでください。 麺がほつれ始める頃に、豆もやしを入れて混ぜて、切ったタマネギを入れた後、一息ついてから、すぐに火を消してください。(麺と豆もやしとタマネギはあまり火が通らないようにするのが一番重要なポイントです。麺はしっかり歯ごたえがあって、豆もやしとタマネギはシャキシャキする程度です) 材料ごとに火が通る速度が全て違うはずですが、それをどうやって見極めるんですか?だから、鍋に入れる順序が違うのです。よく火が通るタマネギは、一番最後に入れます。分かりましたね? 火を消した後は? 終わりです。全部、説明しました。簡単ですね? 麺は冷たい水で熱気が残らないようにすすいだ後、水気を切って食べる器に移します。それから、切っておいたキュウリを乗せて、冷蔵庫で凉しく保管しておいたスープを取り出してかけたら、後は召し上がるだけです。 すでによだれが出てきそうじゃないですか? ペク・チョンウォンがネンラミョンのレシピを紹介した後、ラーメンを遠ざけていた母親たちも時々子供たちに作っているそうです。 ラーメンのレシピを紹介したついでに、思い出のラーメンの作り方をもう一つ紹介しましょう。 - 鍋に水を入れて沸騰させます。 - 気泡が上がってくる頃、食べかけの冷や飯を固まりで二つ入れます。 - 1~2分ほどゆでてから、ラーメンのスープを袋の半分だけ入れます。 ご飯粒が気泡で漂い始めたら、ラーメンを四等分に分けて、一つずつ隅に入れて下に敷かれたご飯をひっくり返します。(あまり遅くひっくり返すとおこげが出来ます) - 2分ほどゆでてから、残りのスープを入れます。 - そして1分後、火を消します。 - 人が見ていても関係なく一人で食べます。 このようにして作った食べ物の名前は何と言いましたか? ラミョンジュク(ラーメン粥)です。 食べ残しの冷や飯、ラーメン一袋、そして水さえあれば作れる料理(?)です。 注意すべき点が一つあります。 貧しかった頃、田舍から上京して昼耕夜読していた一人暮らしの子が友人に見られたらどうしようと心配しながら作って食べていたラミョンジュク、大企業の重役になって、その時の味が懐かしくて作って食べたのに「思い出の味」ではなかったそうです。 ラーメンの味が変わったからでしょうか?好みが変わったからでしょうか? |