A. | 11月19日の早朝、ソウルの朝の気温が氷点下4度まで落ち込みました。急に襲ってきた寒さに中部地方では、寒波注意報まで発表されました。 気象庁では、当然のように北西側から冷たい空気が流れ込んだためだと説明します。 しかし、なぜ突然北側の冷たい空気が韓半島の内陸に渡ってきたのかについては何も言いませんでした。 気象庁の分析官の説明がないから、理由をつけるのが好きな人は、「今年は、修能(大学修学能力試験、韓国の大学入試センター試験)寒波の余波がとても強いね」と言います。 考えてみれば、大学修学能力試験を受ける当日、特に寒かったことはあまりありません。1994年から2017年まで20年以上の間、氷点下の最低気温を記録した日はたった5回だけです。 1997年、1998年、2001年、2006年、そして2014年です。 しかし、2015年11月13日の試験は最高摂氏21度に達するとても暖かい天気の中に行われたし、その翌年の修能日にも晴れて温かい天気が続きました。 だから今年のように修能当日、寒波が押し寄せたのがかえって例外だと言えるでしょう。 本当ですか? それじゃ、私が特別、寒がりだと言うんですか? 水銀柱が嘘をつくはずがないから本当です。ところが疑問を抱く方々の気持ちも理解できます。修能日が暖かい年にも修能の後には必ず寒波が訪れました。 そのため、大学修学能力試験の前後に寒波が押し寄せるのは確かな事実のように見えます。 修能日が過ぎて寒くなった場合も修能寒波と主張することもあります。 それなら、修能寒波が押し寄せる理由は何でしょうか? 試験を受ける受験生や父兄が緊張したせいで、普段より寒さを感じるという主張が一般的です。 しかし、中には独特な理論が打ち出されています。 自分の子孫が試験に成功するようにと亡くなった祖父母から8代祖まで呼び出して、あらゆる幽霊に恥をかかせるため、韓半島に陰の気力が溢れ、水銀柱の目盛りとは関係なく寒く感じられるという主張もあります。 ウェブトゥーン作家の 「ケランケラン」は、 DAUMに連載した『自体休講』という作品で、幽霊の代わりに受験生が発散した陰の気運だと解釈したりしました。 これよりもっと科学的に武装され洗練された主張もあります。 どんな主張かというと、人々の脳波が影響を与えているという内容です。人がストレスを受ければ普段より強い脳波を発しますが、試験当日、受験生と父母たちが発散する脳波が普段より約30倍も強いということです。 今年の受験生が昨年より4万人以上減少し、今までで一番少ないと言われていますが、それでも54万人以上の受験生が修能を受けました。ここに両親と兄弟などX4をすれば、少なくとも200万人はいます。 200万人が発した強いシータ波*が大気中の水蒸気に影響を及ぼし、寒くなるようです。 *theta wave。周波数が4~7 Hzの脳波。 もっともらしく聞こえませんか? 何がもっともらしいんですか? 11月中旬は、寒くなる時期ですよ。 |