A. | いつかこんな話を聞いたことがあります。 胸が女性のように膨らんできたため悩んだあげく病院に行ったところ…。. 乳がん宣告を受けたそうです。 秋から胸が膨らみ始めましたが、冬には厚手の服であまり目立たなかったため過ぎ去り、暖かくなってから人に見られるのが恥ずかしいと思い、遅れて病院を訪れたところ予想外の診断を受けるようになったのです。 40代の妻もかからない乳がんになるなんて…。 乳がん 男性もかかります。 それに男性は女性より何倍も危険です。 がんが成長する空間が女性に比べて狭いため他の所に転移しやすく初期に発見できなければ、おそらく他の所に移った可能性が高いです。 男性の女性化傾向のせいか、乳がんになる男性も増えています。 韓国健康保険審査評価院の統計資料を見ると、2012年には48人に過ぎなかった患者数が、2019年には711人へと15倍ほど増えました。 それなら、男性も女性たちのように定期的に乳がん検査をするでしょうか? その必要はないというのが医療専門家たちの意見です。その代わり、胸が女性のように膨らんできたら、必ず病院に行って診察を受けることを勧めています。 男性の胸が女性のように大きくなる症状を、女性化乳房症と呼びます。女性化乳房症は、退化すべき男性の乳腺組織が残ったまま増殖して起こります。先ほど紹介した例のように30~40代の健康な時期にも女性ホルモンの増加で発生します。 性ホルモンによって生じた女性化乳房症は、運動をしたからといって消えません。抗女性ホルモン剤で治療を受けたり、ひどい場合は手術をしなければなりません。 女性化乳房症かどうかは自己診断でも簡単に確認できます。 1. 太ると胸部位が太る。 2. 痩せてるのに胸のところだけが膨らんでいる。 3. 胸を触ると、周りに小銭の大きさのしこりが感じられる。 4. Tシャツを着ると胸部位が膨らんでいる。 5. 両胸の大きさが違う。 上記の5つの項目のうち3つ以上当てはまる場合は一旦、女性化乳房症と疑わなければなりません。 女性化乳房症は少しきまりが悪いだけで病気ではありません。しかし、放置するとガンになることもあるので注意しなければなりません。 男性乳がん患者が増えるように、女性化乳房症の患者も増えています。 健康保険審査評価院の調査結果を見ると、2014年の1万3000人から18年には1万9000人に増えました。大したことではないと思って病院を訪れていない患者も相当数いるものと推定されるだけに、実際の患者はこれよりはるかに多いでしょう。 |