A. | キリスト教が異端宗教だと責め立てた新天地(シンチョンジ)が撤退すると、ソウルの梨泰院(イテウォン)、江南(カンナム)、弘大(ホンデ)街のクラブが同じ状況に陥ってしまいました。 犬にあげたらよかったかもしれないけどクラブで一夜を楽しんだ若者たちは、罪のない家族や隣人、職場の同僚に新型コロナウイルスを運んでしまいました。 ソウル市が新型コロナウイルスの感染検査を受けなければ罰金を科すと発表し、警察がクレジットカードの使用内訳と携帯電話でクラブ訪問者の追跡に乗り出しました。今になって検査を受けようと診療所を訪れる姿も見受けられます。 ここでこのような疑問が生じます。なぜ偽名や偽の電話番号を書いたのか? 下の張り紙がその答えになるかもしれません。 張り紙の内容通りだと、クラブはナルラリだけが行く所になってしまいます。 韓国人が考えるクラブは、そのような所です。踊ってお酒を飲んで、もう一歩進めば麻薬も少しして、行ったついでに一晩の恋人に会うところです。そのため、クラブの評価基準もDJの実力と「水*」になってしまいました。 *ここで「水」はきれいな女性を意味します。 *服装、外見、身長を見て統制する通称「水管理」も行います。 昔のことではありますが、実際に弘大前のあるクラブでカップルを作るとモーテル代がもらえるというイベントを開いたこともあります。 クラブオーナーの中には組織暴力団やチンピラ出身が多く、雇われ社長を立てて脱税、税務調査回避、業種変更に明け暮れているからと言って、アンダーグラウンドの歌をよく聞きながらもクラブを嫌悪する人もかなり多いです。 2019年3月にバーニング・サンゲートが開かれて以来、韓国のクラブはイメージが非常に悪くなりました。そして今回の梨泰院クラブによる新型コロナウイルスの集団感染でクラブに行った人たちは「発情した犬豚」扱いされている状況です。 クラブに入場する際、電話番号を虚偽で記載したからです。 一晩楽しみたい気持ちはあっても、発情した豚の扱いを受けたくないようです。 |