A. | 台風が通り過ぎれば秋を感じることができるのでしょうか? 「天高馬肥」(チョンコマビ、天高く馬肥ゆる秋) 4節からなる韓国の国歌3節は「秋の空は空闊で高く雲がない~」から始まります。 アメリカ人と会話をしている時、話題を探している途中「韓国の秋空は澄んでいて、どんなに高く見えるか~」と話したせいで恥をかいた覚えがあります。 実は、雲もなく晴れた空を考えると砂漠ほど良いところはありません。 乾燥した気候では青い光が散乱し、空が特に青く高く見えるからです。湿気の多い夏の空を見てから、涼しい秋の日差しの中で見上げた空に感銘を受けて、ひときわ高く見えるのでしょう。 「天高馬肥」で天高の秘密を解いたので次は「馬肥」の番です。 馬や牛が寒い冬に備えて草をたくさん食べるということは分かりますが、人もそうだということでしょうか? 寒さに備えて脂肪をためませんが、季節が食欲に関係あるのは確かです。 セロトニンの分泌が減少し、食べ物を食べるようになるというのが学者たちの説明です。 セロトニンは、ドーパミン、ノルアドレナリンとともに人の感情に影響を与えるホルモンです。ドーパミンが快楽、性欲、食欲、肯定的な心を、ノルアドレナリンは不安やストレス、否定的な心を、セロトニンは2つのホルモンを適正水準で維持する役割をします。 気分と睡眠、記憶力、学習能力にも影響を与えるホルモンです。 人の体内にセロトインがあるのは胃や脳、血小板などですが、胃に80パーセントが集中しています。 幸せを感じるのに貢献すると言われていて、麻薬やうつ病の治療につながるホルモンです。(うつ病治療剤のほとんどはセロトニンの濃度を高める原理で作られます) セロトニンが不足すると、うつ病のほかにも不安や線維筋肉症が生じ記憶力も低下します。 体内のセロトインを増やす方法としては、丹田呼吸、瞑想、ヨガ、ウォーキング、ダンスの他に炭水化物を摂取することを推奨します。 この部分で目立つ方法がありますね。 炭水化物摂取。 昼間の時間とともに日照量が減り、日光浴時間が短くなることで分泌が減ったセロトニンを補うために体が命令するのです。 「食べて! それでこそセロトニンも作るよ、早く食べて!」 体の指示に従って、畑や野原から採れた新鮮な果物や野菜を食べて幸せな気分になります。 食べているうちに胃も大きくなり食べても満腹感がないので、もっと食べてしまいます。 そのように秋は人も太ります。 |