解説 | ハングル:들튀각 ハングル発音:トゥルティガク 意味:持って逃げたいほど好きなもの 解説: 「持って消える(逃げる)べきこと」の略。 それほど好きだという意味。 最近は消えた韓国の風習が1つある。 ボッサムだ。 一人暮らしの女性の家に忍び込んで布団に包んで背負って連れてくるのがポッサムだ。 一言で拉致だ。 韓国でボッサムが本格的に登場したのは未亡人の再嫁を法的に禁止した朝鮮時代に入ってからだ。未亡人の中には30歳にもならない若い未亡人も多いのに、そんなに長い夜を1人で過ごすなんて親としてはとても残念なことだ。 だから娘が気に入った男がいたらポッサムでもして連れて行きなさいと口に出さなくても、こんな意向をそれとなくほのめかすのだ。ポッサムは黙示の許可を得て成立した。これを治める地方官吏たちも「仕方ない」と目をつぶる。 娘のボッサムは純潔が強調されていた時代像を反映している。 酒をいっぱい飲ませて酔わせたり、バスや電車の終電を逃すまで時間を引きずったり、とにかく半ば強引に拉致して純潔を奪い「君はもう僕の女だ!」と宣言し「知りません、それなら責任を負ってください」と答えるようなそんな時代の話だ。 コメディアンのイ・サンヘも、このようなやり方でキム・ヨンイムを拉致してホテルに連れて行く蛮行で結婚にゴールインした。 トゥルティガクは現代版ポッサム。 でも対象は男性、女性に限らず好きな服やアクセサリーまで様々だ。 アーチェリー選手の安山(アン・サン)がMAMAMOOのファンであることを知らせると、MAMAMOOのメンバーのソラ(金容仙)がMAMAMOOギャラリーに「安山様、韓国に来たらトゥルティガク」とつぶやいた。 *ソラが飼っているペット |