解説 | ハングル:가모장 ハングル発音:カモジャン 意味:家母長。家族を導く主体が母。 解説:家父長の代わりに家母長。漢字で書いておいたためあえて説明をしなくてもすぐに意味が入ってくるだろう。 コメディアンのキム・スクが、ギャグで口に出した「カモジャン時代の風俗」をひとまず紹介する。 - 男の声が塀を越えれば手札が滅びる(*)という話がある。 - 男が控えめだから家事ちょっとしなきゃ。 - (男性が道具を使う時)むやみに持って遊んで怪我する。 - どこをあえて。男がお金を使うんじゃない。 - どこに朝から男が険しい顔をするのか。 - 女がすることに男があまりにも文句を言ってはいけない。 - 家に男をうまく入れなければならないなんて。 - 服を控えめに着ろ。すべて見えるように歩き回るな。 - 家の隅に入ってきたのに、また険しい顔をしてるのか? 叱られたい?! - あらゆる男がするマネ全部しているね - 女が外に出かけてみると、そんなこともあるでしょ。男がそんなことを尋ねるのではない。 - 女が降りてこいと言えばすぐ降りてこなきゃ。 - どこの男が声をかっと張りあげるの。 *元々は敗家亡身。これをパロディして「手札が滅びる」と言ったが、「手札が滅びる」という意味は花札やトランプの手札がすごく悪いという意味であるため、考えてみればそれがそれだ。 あくまでも仮想夫婦で放送に出てきたキム・スクのギャグだが、他人事のように聞こえない男性たちも実際多いらしい。それだけ女性の地位が高くなったのだろう。女性は地位向上という言葉が出たら、どういうことだと活気に満ちる。以前より女性の地位が上がったものの、男女平等は相変わらずはるかに遠い声だという意味だ。 実際、男性よりも特権を享受する女性、権力を持った女性は韓国社会でごく少数に過ぎない。キム・スクのギャグを見て、心の中で泣きながら皿洗いをする男性がいるかもしれないが、溜まった家事をするために、未練を残したままテレビの前で立ち上がる女性がはるかに多いという話だ。 家父長時代も家母長時代も不便さは同じだ。そして、家父長時代に男性の役割が重要だったように、家母長時代には女性により多くの要求をすることになるかもしれないだろう。 杉浦里多は、「家母長時代の夫の育成法」で夫を私の人にする5つのノウハウを紹介している。 1.毎日、愛の告白を交わす。 2.愛情表現を日常化する。 3.毎日、キスすることを生活化する。 4.子どもの前でもスキンシップを躊躇するな。 5.定期的に2人だけのデートを楽しめ。 見方を変えれば、家父長時代に妻を自分の人にする戦略と相違ないようだが、家父長時代とは明らかに違いがあったりもすす。 |