解説 | ハングル:칼답 ハングル発音:カルダプ(カルダブ) 意味:すぐに返事をすること 解説:刀のように素早く(칼같이)答える(답하다)を短くした言葉だ。カカオトークなどのSNSでメッセージを送った際、それに対して即答がなされることを意味する。 会社員たちの望むことのうちのひとつがカルテグン(칼퇴근)だ。カルテグンが何かというと、業務終了時間に合わせて荷物をまとめて定時に家に帰ることだ。 新入社員や平社員だけが顔色を窺うのではない。部署長や役員もカルテグンをするためには部下たちの顔色を窺う。 社長や上のひとに「○○は部下に仕事を押し付けておいて、自らは毎日カルテグンする」という噂が伝わってしまっては身の上に良いことはない。 自らがカルテグンしようと思ったら、本心ではなくても「さあみんな、帰ろう」と一言投げかけなくてはいけない。 とにかく、「カルテグン」「カルチャダン(칼차단 / 刀のように遮断)」「カルサク(칼삭 / 刀のように削除)」「カルダプ」につく「カル」はあれこれと思案したり、あれこれと言い訳をせず、前後を顧みずに行動するという意味を持っている。一刀両断するようにだ。 そのため間違ったことになる可能性もあるが、とにかくすがすがしい。 例えば、急にお金が必要になって友人に「お金をちょっと貸してほしい」とメールを送ったら、5分後に「送った、確認してみて」とカルタプが着たらどれだけ有難いだろうか。 また、人の名前が思い出せず知っていそうな友人に適当に説明して「誰だったっけ。名前は何だろう」とメールを送ったら、30秒後に「○○○」と名前が送られて来たら「わぉ!」となる。 しかし、○○○を探して電話をしたのに「違いますけど」と言われたら、「わぉ!」が「えっ!」になるだろう。 最後に一つ加えると、恋の駆け引きをしている男女間で「カルダブ」は禁物だそうだ。カルダブをするほうがやきもきしているような気持ちになるからだそうだ。 |