解説 | ハングル:삼엽충 ハングル発音:サムヨプチュン 意味:サムスングループのものであれば好意的だったり信頼する人 解説:サムスングループに関連するすべてのことに好意的だったり、信頼する人たちのことだ。携帯電話、テレビ、洗濯機、冷蔵庫などの家電はすべてサムスンの製品を使う。 5億4000万年前の節足動物のことだと思われた方には申し訳ない。ところが、似ている点もある。三葉虫は古生代カンブリア紀に地球の生態系を支配し、サムスンは今日の韓国財界を支配しているからだ。 サムヨプチュンは2000年代末に登場した造語だ。米国アップルの主力製品がデスクトップやMP3から携帯電話市場へと移動して黄金期を享受したことの反作用として登場したとも考えられる。盲目的にアップル製品を信奉するファンをよく思っていなかった人の中からちょうど携帯機器市場に参入し始めたサムスンをあがめる人が登場した。 サムスンを韓国経済を支える救国の英雄として称賛する姿まで見せると、人々は彼らにサムヨプチュンというニックネームをつけた。サムヨプチュンはタイプ別に、企業ブランド、白物家電、スポーツ、携帯機器などの4つの分野で威勢を張る。分野が多様なだけに数も無視できない。 韓国アイドル歌手のファンの中に外国人がいるように、サムヨプチュンも国籍を選ばない。フェイスブックの創設者であるマーク・ザッカーバーグ(Mark E. Zuckerberg)もサムヨプチュンだという。 |