解説 | ハングル:벨튀 ハングル発音:ペルティ 意味:ピンポンダッシュ 解説:「벨 누르고 튀기(ベルを押して逃げる)」を短くした言葉。他人の玄関にあるインターホンを鳴らして逃げるいたずら。いたずら電話とあわせて代表的な子供たちの悪いいたずらだ。「띵똥플래쉬(ディンドンフラッシュ / ティントンプルレッシ)」「팅커벨(ティンカーベル / ティンコベル)」と言ったりもする。 ベルを押しても反応がなければ狂ったようにベルを押してドアを叩いたり、「誰かいませんか!」と叫んだりもする。人の気配がして足音が近づいてきたら、そのときになってようやく逃げる。 家主がドアを開けて出てきた後、周囲を見回して怒る姿を遠くから盗み見るのがベルティのクライマックスだ。 エレベーターが設置され、カメラが内蔵されたビデオフォンが登場して、アパートの入り口に警備員のおじさんたちが登場するまで、つまり5階建ての小さな団地が主流だった時代に子供たちベルティが盛んだった。肝が据わっている子は5階建てアパートの最上階から下までベルを押して逃げたり、もう少し非凡な子供は廊下式アパートの同じ階全体のベルを押して走ったりもした。 たまに昔の思い出に浸った大人がこのいたずらをして警察署につかまって行くこともある。 「ただのいたずらだったのに」 このような泣訴も通用しない。家の所有者がいるのかいないかを事前に確認して、家の中に入って物を盗むた泥棒扱いを受ける。 今はほとんど見られない昔の子供たちの遊びとされているが、あの頃はほかの遊具も遊びに行くお金もなかったので、ブザーを押すのが楽しかったのかもしれない。 今は龍仁にある韓国民俗村でベルティを体験しることもできるそうだ。 |