解説 | ハングル:떡밥 ハングル発音:トッパプ(トクパプ) 意味:練り餌、人々の関心を集めるためのコンテンツ、ネタ 解説:釣りの餌。餅を作るために炊いたご飯。または間違って炊いて餅のようになったご飯。以上が辞書の定義だ。 インターネットで人々の注目を集めるために事実と違ったり、刺激的に書いた投稿のことも意味する。 「トッパプを投げ入れる(떡밥 투척)」ことは詐欺のようなものだ。釣りでも同様だ。 餌に騙されて針を飲み込んだ魚の未来と比較することはできないが、インターネットサーフィン中にトッパプにひっかかると妙な気分になる。 トッパプは特定の問題が社会的に敏感になったとき、インターネット空間で横行する。話題自体がトッパプになっているため、餌に食いつく人がすごく多いからだ。 アイドルやドラマなど特定のスターや作品においてトッパプはファンが喜ぶネタになる。アイドルはカムバックする前にティーザーイメージなどを次々に公開する。これはカムバックを控えてファンの関心をひきつけておくためのまさしく「餌」だ。ファンたちは自分が餌食になっていることを自覚しつつもそのトッパプに食いつく。ここではトッパプの内容に偽りがあってはいけない。偽りが明らかになったときにファンが大きく失望し、それが離脱につながるからだ。 ドラマや映画では伏線がトッパプになる。最後まで集中力が切れないように、その後の展開が気になるように敷かれる伏線がトッパプだ。伏線が回収されることを「トッパプ回収(떡밥 회수)」と使う。トッパプが回収されるかされないかが作品の評価に大きな影響を与える。予告編などもトッパプだ。トッパプをおいしそうに見せてこそ映画の興行やドラマの高視聴率へとつながる。 トッパプはオフラインの世界にも投げ込まれる。選挙シーズンに出てくる公約のほとんどがトッパプと言えるだろう。 |