解説 | ハングル: 마스크 난민 ハングル発音:マスクナンミン 意味:マスク難民 解説 マスクを買えなくて困っている人。 韓国でマスクを作ることができる能力は、1日1000万枚以上だ。 毎年春になると嫌がらせをしてきた中国から渡来する黄砂のためだ。 まもなく黄砂が飛来するので、工場はこまめに売る品物を準備しておき、冬の安く売る時は10数枚ずつ用意しておいた家庭もあるだろう。黄砂注意報が発令されることが明らかだったからだ。 そのため新型コロナウイルスに対して準備をしていた家庭も多かったはずだ。 しかし、あれだけありふれたマスクがすぐに品切れになってしまった。 工場に備蓄されていたマスクは旧正月の連休の直前から中国に売られた。公式的に集計された輸出物量だけで7億個に達し、旅行客や行商を通じて流れた物量まで含めると10億枚を超えると言われている。 そのため、大した物でもないものが貴重な物になってしまった。 マスクで金を儲けるために暴利をむさぼる商人たちのせいで、マスク1枚で1週間を堪える工場労働者も生じた。 彼らがマスク難民だ。 何の問題もない人が一夜にして難民の身となったのだ。 現在は薬局と郵便局で1人当たり2枚ずつ普及している。 人通りの少ない薬局ではいつでも買うことができるが、ほとんどの薬局では特定の時間帯に並ばなければならない。 1時間以上並んでマスクを2枚買った人が「韓国戦争の時、お粥の配給をもらいに行って、私の前でお粥がなくなるのではないか心配したという話を母から聞いたが、そんな気がした」と伝えた。 並ぶのが嫌な人を狙って、少し高値で売っている所もいろいろ出てきた。 公的マスクは1枚当たり1000-1500ウォン台だが、そのようなところでは3000ウォンを超える。 だから、このような事態でもお金さえ多ければ、難民の身の上からすぐに抜け出すことができるという話だ。 |